溝手大臣記者会見要旨 平成18年10月20日

(平成18年10月20日(金) 9:28~9:33  於:合同庁舎5号館3階 305号室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 閣僚懇談会で自殺の問題が話題となりまして、伊吹文部科学大臣と高市大臣ですが、それに引き続いて数人から発言がございました。自殺対策をもう一度総合的に考えるべきではないかと。自殺対策の主管大臣は、塩崎官房長官だと思いますが、対策法(自殺対策基本法)の施行が間際になっておりますので、それに基づいて、もう一回見直して強力に推進しようではないかという話になりました。

2.質疑応答

(問)マネー・ローンダリングの対策法案のことで、警察庁と日弁連とで話し合いのやりとりがあるのですが、日弁連側は、弁護士が届け出ることについては反対であるとの意見を表明しておりまして、その辺り、対立があるようですけれども、この行く末についてどのように御覧になっておられますでしょうか。
(答)妥協点が出てくれればありがたいと思いますが、現時点では、お互いの理解を得る状況にはなっておりません。警察庁サイドから言いますと、かなり譲歩した案を提出しているということで、とにかくマネロン対策の国際的な取組みに我々もしっかりと対応していきたいという気持ちです。弁護士サイドからの要望、意見に対応しまして、疑わしい取引の届出の方法等の内容を日弁連の会則において定める、日弁連の自主性に委ねる、国による監督を行わないという特例を設けることを我々は提案いたしているところでございます。この問題について、まだしっかりとした御理解を得られていないということで、更に日弁連内部で前向きに検討をしていただけるものだと思っておりますし、我々も引き続き折衝をしていかなければいけない。法案の成立については、いつまでも放置できないという認識でございます。
(問)今の発言の中で、「前向きに検討をしていただける」というのは、警察庁が提案した内容について、日弁連サイドでなんとか御了承していただけるのではないかと期待されているということでしょうか。
(答)期待を捨てておりません。
(問)長野県の上田市の主婦が遺体で見つかる事件が先日ありましたが、どうも、前日に署に行って、警察サイドの方へいろいろと相談したという話があるのですけれども、ところが翌日に殺されて埋められてしまったということになってしまうのですが、警察の対応について何かお考えはありますでしょうか。
(答)その件については事件は承知いたしておりますけれど、細かな内容については、現在私は承知しておりません。もう少し情報を得て、必要な時期にお答えさせていただきたいと思います。

(以上)