大田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年3月6日

(平成19年3月6日(火) 8:46~8:50  於:参議院議員食堂前ぶらさがり)

1.発言要旨

おはようございます。
今日の閣議ですが、総合研究開発機構法を廃止する法律案の国会対応につき、私が担当するようにとの指示を総理から頂きました。私の方から、その責務を全う したいという発言をいたしました。また、公共サービス改革法、いわゆる市場化テスト法の一部改正法案が閣議決定されました。
 閣議では以上です。
 閣議に先立ちまして、ポールソン財務長官と朝食会をいたしました。私から、安倍内閣が掲げる成長戦略、特に生産性の伸び率を5割増しにする 計画についてお話し申し上げました。ポールソン財務長官は大変関心を示されまして、金融市場改革、労働市場改革について発言をなさいました。
 ただ、私は閣議がありましたので中座しました。御手洗議員、伊藤議員、八代議員の有識者議員3名も出席しておられましたので、私に代わってそれぞれの御担当の分野をご説明いただき、まだ今の時間も議論が続いていると思います。
 今週は経済財政諮問会議はございません。来週後半に開催の予定で調整中です。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)ポールソン財務長官との話ですが、このところの世界的な株安といった景気に関する話は出たのでしょうか。
(答)恐らく昨日財務大臣とその話はされていると思いますが、今朝は特にありませんでした。
(問)最近の株安と円高の日本経済への影響についてどのようにお考えでいらっしゃいますか。
(答)日本経済の基調そのものはしっかりしておりまして、昨日の法人企業統計季報でもそれは確認されておりますので、ファンダメンタルズは変わらないと見ております。
(問)10-12月期の数字は過去の話ですが、3月決算等にも影響が出てくると思うのですが。
(答)マーケットの動きについては、コメントは控えたいと思いますが、基本的に最近の動きを見ましても、景気回復の基調はしっかりしていると思っております。消費に少し弱さがありますが、回復基調はしっかりしているという見方は変えておりません。
(問)株価が暴落すると消費にも影響が出てくるのではないでしょうか。
(答)株価の影響は短期的なマーケットの変動ですので、それについてはコメントは控えたいと思います。
(問)ポールソン長官から大臣にどのような御発言があったのでしょうか。
(答)ポールソン長官も3月1日にワシントンでなさった講演の中で、日本の成長加速のための戦略は重 要であると言っておられますので、私もその講演について触れましたし、ポールソン長官からもその動きを注目しており、成長を加速させる戦略を評価している という話がありました。
(問)ポールソン長官から、三角合併についての話はありましたでしょうか。
(答)私が退席する前はありませんでした。ただ、金融資本市場改革の中で、投資家の信頼に応えることの重要性には言及がありました。

(以上)