玄葉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年10月12日

(平成22年10月12日(火) 8:35~8:41  於:院内閣議室前ぶら下がり)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議は、私に関係することが結構ありました。平成23年度予算の特別枠ですけれども、総理から「元気な日本復活特別枠」に関する評価会議の運営について、玄葉国務大臣に担当をお願いするという話がございました。私が議長、議長代行が官房長官、財務大臣という体制で評価会議というものをつくって、特別枠要望の評価、優先順位付けを行うということが本日の閣議で決まりました。
 因みに、今日、官房長官発言がありましたが、今、特別枠要望に関するパブリックコメントを10月19日までの予定で実施しておりますけれども、10月4日までの当初の1週間の状況で、既に1万5,000件の御意見を頂戴しまして、今後、更に国民の皆様からの幅広い意見の提出を期待しているところであります。
 評価会議は明日13日に初会合を行い、12月初旬を目途に特別枠要望に関する優先順位付けを行っていきたいということでございます。これは以前から申し上げておりましたけれども、パフォーマンスをするつもりは全くなくて、一言で言えば、見せるとかということではなくて、「見える化」の一環で、今まで予算編成のプロセスがほとんど見えなかったわけですけども、それをできる限り公開するという中で行っていくということでありまして、しかも政治家同士でやります。こちらが評価する立場となり、各省の政務三役がいわば要望、要求する立場ということでございます。
 私からは、以上です。

2.質疑応答

(問) 今回のこの件は、菅政権にとっては目玉の一つだと思いますけれども、総理からお願いする以外に、何か具体的にどういったことを指示されたのでしょうか。
(答)率直に申し上げて、目玉だとは全く思っておりません。先ほども申し上げましたが、パフォーマンスにするつもりは全くなくて、淡々と「見える化」の一端で行っていくということが大切だと私は思っております。実際、特別枠については相当の要望が出されております。1.2~1.3兆円の枠が最終的に幾らになるか、私は2兆円にしたいと前々から申し上げているわけですけれども、その中でやはり国民の皆さんの見ている前で、できる限りではありますけれども、優先順位付けを行って、政治家が要望、要求して、政治家が評価をしていくというプロセスを淡々と見ていただくということに狙いがあると私は思っています。先ほども申し上げましたが、目玉とは考えておりませんし、パフォーマンスをするつもりも全くないということです。
 特に成長戦略に資する事項、要望は何か、あるいは真に安全とか安心に資する要望は何か、あるいはマニフェストで記した中でも、特に私たちとして、どうしても譲れない一線がどこにあるのかということをこういう場を通じてでも、いろいろと考えていきたいと思っております。
(問)今日の党の役員会で小沢議員に離党勧告をするかどうかということも議論されるようですけれども、小沢議員に離党勧告すべきかどうか、執行部の一員としてどうお考えですか。
(答)予算委員会のため、出席できないので、岡田幹事長に一任したいと思っています。
(問)玄葉大臣の考えとしてはいかがですか。
(答)前々から申し上げておりますけれども、御本人の判断が最も尊重されるべきだと思っています。
(問)本人は離党とか議員辞職の考えはないということがこの前のぶら下がり取材でわかりましたけれども、そうすると党側がどうするかというのが次の焦点になるわけで、本人にお任せするということは、そのままということでしょうか。
(答)それを踏まえて、今日は岡田幹事長を中心に役員会で議論されるということだと思いますので、ここは基本的には岡田幹事長がどう考えるか、それぞれの思いを相当斟酌した上で判断されると私自身は想像いたしますので、岡田幹事長の取りまとめを尊重したいと思っています。

(以上)