川端内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年5月18日

(平成22年5月18日(火) 08:52~09:04  於:参・本会議場中庭側廊下)

1.質疑応答

(問)「もんじゅ」のことについてお伺いします。14年ぶりに運転を再開したわけですが、相変わらず、連日のようにトラブルが続いています。先日も酸素濃度計ですとか、排気モニターの故障などがありまして、いずれも、環境への影響はないということなんですけれども、ただ、閣僚の中で福島大臣が即刻停止というものを求めていたりもしています。こうしたことを受けて、何らかの対策、見直しみたいなものを考えていればお聞かせください。
(答)スタートして、いろんな警報の動作や機器の一部の不具合等々が出ていて、周りにある種の心配を与えたことは遺憾だと思っています。私としては、いずれも実際の運転上に支障を来たすようなものではない、とりわけ、安全上何か問題があるということではないということではあるけれども、こういうことは可能な限り、いくら初期の運転スタート時には多いとはいえ、可能な限り少なくあるべきだし、未然に防げるものもあるのではないかということで、改めて総点検をし直すようにという指示をしたところでございます。同時に、こういう問題での情報の取扱い、起こったことはすべて公開する、隠しごとはしない、ただ、その時期や中身について、適切な情報の開示の仕方というのがあるんだというふうに思いますので、もう一度、関係者を含めて、メディアの皆さんも、それから地方自治体の皆さんも含めて、再整理を一回きちんとするようにという指示をいたしました。今言われた、社民党党首うんぬんの発言は、ちょっと私は詳しく承知していません。私の立場において、何らかの申し出を受けたことではありませんので、引き続き、より着実に信頼が確保できるように動かしていきたいと思っております。
(問)横浜市の教職員組合の方が、採択された教科書を使用しないように指示するマニュアルを配ったようで、文科省の方は横浜市教委に事実確認をされたと思うんですけれども、そのマニュアルの配布について、法令に違反するという認識が大臣の方にはございますでしょうか。
(答)事実確認を今しているところであります。それで、情報伝達の手段として、両者で確認をして設置したツールを目的外に使用したということは、法令というかどうかは別として、約束違反であることは間違いないというふうに承知をしております。いずれにいたしましても、使わなくてもいいという中身と、そういう伝達方法を使ったということについて、横浜市教委自体が教組に対して、適切な指導の文書を出したというふうに報告を聞いております。
(問)文科省としては、今後どういうふうな対応を取っていかれるんでしょうか。
(答)今のところ、どういうことが起こって、どう対応したのかというのを聞き取っているという段階であります。そういう部分で、教育委員会が適切に対処しているのではないかというふうに思っています。
(問)日曜日に、大臣も党のマニフェスト検討委員会のヒアリングに出席されたかと思うんですけれども、具体的にどういった議論が行われたんでしょうか。増収増税に関する議論も一部行われたというふうに聞いておりますが、どういった議論だったんでしょうか。
(答)メインは、マニフェストを最終的に、各担当を含めて、党側と仙谷大臣の方と両方で、研究会を含めて積み上げてきているという中間的な報告がありまして、その中で、更にこういうことに留意してほしいということがあれば意見を述べよということでありましたので、私は私の立場で意見を申し上げてきました。あと、意見交換の中で、マニフェストの政策ですから、財源との問題をどう考えるのかということの自由な意見交換もありました。本来のマニフェストの中身にどう書くかということの意見集約ではない意見交換の場でありましたが、いろいろな意見はありました。
(問)大臣の方から政策的な提言というと変ですけれども、何か文科省関連のことで申し上げたことはあるんでしょうか。
(答)マニフェスト的に言えば、いわゆる教育投資というものは「国家百年の計」の基本にかかわることでありますし、そういう意味では、よく言われるOECD加盟国並みの教育の公的投資の額を確保すべきであるということと、それから、研究開発においては、成長戦略で官民合わせて4パーセントというのがありますが、国としての一定の水準、GDP比を維持すべきであるということと、とりわけ高等教育においての教育投資が、世界水準から見ると極めて著しく劣っているということと、この3つに関して数字を、努力目標値としても上げるべきであるということを提案してきました。これは前から言っている話ですから、新たな話ではないですけれども。
(問)文化にかかわる政策については、大臣からは、そこではどのように。
(答)文化もスポーツも極めて大事なことで、総理のいろんな御発言もそうでありますので、それをやるということは当然ですが、各論に関しては、たくさん今まで既に言ってきている部分で、とりわけ大きな話をということでありましたので、これは、そこでの発言というよりも、項目としては大きな柱の部分を、資料として提示をさせていただいたという運びにしました。
(問)4月の事業仕分けを受けての省内の対応は今のところどうなっていますか。
(答)法人に関してのいろんな指摘を受けましたので、その趣旨を踏まえながら、具体的にそれを進めるときにどういうことをやらなければいけないのか、例えば、この事業は極端に言えば、やめるという方向でというときに、その機能がいらないという判断をするのか、肩代わりしてどこかが、例えば民間で、あるいは他のところでできるのかということを含めて、今詳細に各論を詰めて整理をしているところであります。それを踏まえて、また議論をしていきたいというふうに思っています。
(問)博物館、美術館の運営の問題については、いわゆる目的積立金という形で繰り越せない問題などが指摘されましたけれども、これは財務省との協議も必要になると思うんですけれども、その辺の改革はどのように進められていますか。
(答)いきなり財務省と協議するということではなくて、そもそも論で言えば、博物館というのは、見ていただくのはごくごく一部でありまして、物をしっかり大事に保管するというか、保存するというのが本来の目的であります。どうしても、一般に見てもらうということで、お客さんがたくさん来るとか、収入があるとかないとかという話が目に付きがちでありますが、そういう本来の趣旨を踏まえながら、いろんな指摘を受けたものを項目別に分けて、極端に言えばできないことはできないわけですから、やれること、やらなければいけないこと、やるに関して、どういうことをクリアしなければいけないかということで、その中には一つは財政的な問題が当然ありますので、まだ今、整理をしているところであります。個別具体に財務省と調整しようというところまではいっていません。
(問)自己収入の拡大のためにパーティーをやるとか、そういう自己収入の拡大の道も考えるということですか。
(答)そもそも論として、博物館がどうあるべきかというときに、財政上の運営費みたいなものもありますし、入場の問題もありますが、そもそも博物館というのは収益のために人に入ってもらうということではないものですから、そういうことを含めて、トータル的に、やはり国民に理解できる姿と中身にするということで、この指摘を踏まえて、しっかりした議論を積み上げていきたいと思っています。
(問)昨日、口蹄疫の問題が広がっていまして第一回の対策本部会議が開かれたんですけれども、これまでの政府の対応がちょっと遅いのではないかという意見もあるのですが、これまでの対応について、大臣は閣僚の一員として、どういうふうに受け止められているでしょうか。
(答)内閣は内閣として、担当部署で最大の努力をしているんだというふうに思いますし、文部科学省としては、食材という意味では給食に使いますので、そういう部分での、ある種の風評とか不安を与えてはいけないということがありますし、検疫等々に関して、例えば獣医学科の協力とかという要請があれば、最大限協力をしていきたいということですが、特段、今何かの要請がきているわけではありません。我々は我々の立場で、やれることをやっていきたいと思っています。
(問)今朝、打上げ予定だったロケットが直前に中止になりましたが。
(答)最新最先端の技術でも、より万全を期すために、おてんとう様には勝てなかったということで、私も、某公共放送で、後5分で打上げですというのを見ていましたが、突然中止ということで、ちょっと残念だったです。やはり、こちらとちょっと、全く天候が違うんだなということですが、万全を期したということで、これはやむを得ないことであろうというふうに思いました。次は打ち上げてほしいと思っています。
(問)昨日、将棋連盟が、大臣に五段の将棋の免状を差し上げるということを発表しましたけれども。
(答)そういう話を伺いました。
(問)将棋は、相当、個人的にはお好きなんでしょうか。
(答)将棋の手は、高レベルな部分はよく分かりません、正直言って。子どものときから、将棋に割と親しむというか、子ども時代はあんまり遊びのなかった時代で、私自身非常に熱中したということはそんなにないんですが、あげると言われて、正に、名誉なことだと思っております。
(問)朝日新聞主催の名人戦にも来ていただいて。
(答)はい。有り難うございます。また、お声をかけていただければ。

(以上)

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