川端内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年2月19日

(平成22年2月19日(金) 9:08~9:29  於:文部科学省 記者会見室)

1.発言要旨

私の方からは特にございません。

2.質疑応答

(問)高校無償化法案についてお伺いしたいと思います。高校に行っていない家庭、並びに一部の公立で年額12万円の学費が安い学校とかはですね、特定扶養控除が縮減されたことによって、一方的に不利益を被ることになります。社会で子どもを育てるという美しい理念はいいんですけれども、少数者排除の政策ともなりかねませんが、厳しい財政状況の中でどのように対処するのかしないのかについて、お考えをお聞かせください。
(答)御指摘のとおり、趣旨は、意思のある者が高校教育を受けられるように社会で応援しようということなんですが、結果としてですね、例えば定時制に行っている人の学費が12万円より安い、あるいは学校に行っていないで扶養されているという人は、いわゆる特定扶養控除がなくなると、それだけ、要するに便益よりも負担が上回るということが生じることになります。所得税は平成23年分から、住民税というか地方税は平成24年度からですので、平成22年度自体に直接そういうことが起こるわけではありませんが、平成23年の所得税及び平成24年度以降の住民税に起こるということでですね、政府税調で特定扶養控除の圧縮をするときに、12月に閣議決定しました税制改正大綱においては、現行よりも負担増となる家計については適切な対応を検討しますということを明記してありますので、これは、このことを想定して言ってあります。したがいまして、若干、1年の時間がありますので、この間に、こういう教育の負担の実態を踏まえて、実際に家計に影響を生じる平成23年末に向けて、必要な対策が行えるように対処したいというふうに思っております。
(問)警察庁のまとめでですね、児童虐待事件の摘発が昨年よりおよそ10パーセント増えて335件で、統計開始以来最多になったというふうなデータが発表されたんですけれども、これに対する受止めとですね、あと、学校現場で、こういった虐待事件の早期発見に向けて、どういった取組が考えられるかということについてお伺いできますか。
(答)ごく最近も、報道を含めて、そういう事例が続発しているということは、大変深刻な問題だと思っておりますし、かねてから、あらゆる社会全体の箇所でですね、そういう子どもたちのいろんな悲鳴、メッセージを受け止めて対処できるようにという、そして、その中の一つに、学校が大きな役割になっていることも事実ですが、そういう部分での安心のためのネットワークを作ろうということで先般立ち上げさせていただきましたが、最近の事例を含めても、やはり、後から見れば、子どもさんの部分では、いろんなところでメッセージが出ている部分に、やっぱりしっかり対応できていないということが後から見れば起こる。客観的な状況で言うのは、それはいろんな事情もやっぱり、逆にあると思うんですね。児童虐待ではないんですが、例えば、いろんなストーカーの事件なんかでも、警察に相談していたのにとかというのがありますが、多分そういう相談の件数はものすごく多くてですね、一個一個全部にそこまで対応できないというふうな実態も聞いたこともあります。そういう部分ではありますが、やはり、後から見たらこうやったらよかったのにということが起こることだけはないようにしたいというのが、最大の私の思いです。
(問)早期発見に向けた取組といったものを推進されていくというようなお考えはありますか。
(答)ですから、これはやっぱり学校だけの話ではありませんから、一つはですね、結果的にこの前の江戸川区のことでも、やはり学校だけでということではなくてということと、もう一つはですね、いろんなメッセージを子どもは実は結果としては出しているときに、親に聞いたらそうではないということだったというので終わらさずに、ということで言うと、いろんなケースをやっぱり、しっかり対応する部分の知識というのが、対応力というのは向上させなければいけない。そういう意味では、いろいろ学校の先生に、授業は教えないかん、地域社会の対応はしなければいけない、子どものというように、オールマイティにというのはなかなか難しいし、かなり専門的な経験、知識、技術が要りますから、そういうことで言うと、何かが起こったときに、スクールカウンセラーとかという専門の人、それから児相も含めてですね、いろんなところにすぐ連携を取って、相談をして、全体で対応するという仕組みにするものだということを思ってもらわないと、どうしても狭い範囲での対応だけをすると、客観的に後から見たときに、もう少しここへ相談すればよかったのにとか、こんなケースは大体一般論的にはちょっと疑うべきなんだとか、親は大体そういうことを言うもんだとかというのが、後から言われるじゃないですか。だから、やっておられる人は一生懸命やっているつもりでも、その知識がなかったとかということが起こっているということで言うと、何かがあったら大げさと思わずに、そして、何かできるだけ表に出さずにということではなくてオープンにして、可能な限り幅広く総ぐるみで対応するということに、私は尽きるんだというふうに思っています。そういうことですと言ってお願いやらを出すんですが、それがまた浸透しないという部分もどうするのかとかね、いろいろやっぱりありますね、まだね。
(問)オリンピックも中盤戦に近づいてきましたけれども、ここまでの日本選手の活躍ぶりをどのように見ていらっしゃるかということと、あと、改めてですが、服装問題のあった国母選手が昨日8位に入賞したことについてお願いします。
(答)500メートルの長島選手、加藤選手がメダルを取ったというビッグニュースを含めてですね、今日は小平選手が橋本聖子選手に並ぶ1000メートル5 位入賞ということを含めて、それぞれに最大の力を発揮して頑張ってくれていることは嬉しいことだというふうに思います、と同時に、世界のレベルは高いというのも改めて感じております。かねがね申しているように、やはり国の代表として行ったわけですから、自分の最高の能力を発揮してほしい。結果はその後についてくるものですから、それが、多くの期待している国民にとっても夢と希望と感動を与えることになるんだというふうに思っておりますので、今、中国とカーリングの試合をやっている最中のようですけれども、ちょっと苦戦しているようですけれども、がんばってほしいなというふうに思います。国母選手もですね、予選の出来を見たら相当いい成績かなと、青野選手も、お二人とも非常に予選の出来が良かったので期待していたんですが、やはり世界のレベルは高かったというんですが、8位入賞というのは、すごい成績を出したということで良かったというふうに思います。いろいろ服装の問題等々がありましたが、橋本団長がしっかりお話をされ指導されて、競技に専念していい結果を出してくれたことは良かったし、彼にとってもこの問題はいい勉強になったんではないかというふうに思っておりますし、スポーツマンですから、それを一つの糧にして、またさわやかに、いい競技が続けられるように、そして、このことが彼の成長に大きな役に立つようにというふうに期待をしております。
(問)今日の閣議で、公務員制度の改正案が閣議決定されたと思いますが、現状の改正案の内容は、これまでの自民党政権時代のものと比べて十分とお思いになられるか、あと、政権交代してから公務員制度の改革に、今回のものを含めてですね、どういったところに力を入れられるんでしょうか。
(答)やはり、国家公務員の皆さんが意欲を持って、そして、その能力を最大生かして、国の行政機関の中枢を支える人材として頑張ってほしいというのが本来の趣旨だというふうに思います。そういうことを期待する中で、適材適所、それと同時に、やはり内閣の最高責任は総理であり、閣僚であるわけですから、その政治的な意思というものをしっかり実現するという意味で、人材を適材適所に配置するということがなかなかできない仕組みというのを、できる仕組みに変えるというのは一つの趣旨。同時にそれは、今までの、局長になった人とならなかった人、次官になった人ならなかった人で、自主的に退職して行かれると、当然ながら、50歳過ぎてまだ若いですから、そういう人のためにある種のポストが用意されて、また別のところで活躍されるという、俗に天下りというシステムが全部一体のものとして動いてきたわけですから、先ほど申し上げた趣旨に沿って、異動しやすく、あるいは適材で言ったら省庁の壁を越えて人材登用もできるようにという仕組みを作ったということの裏でですね、60歳まできちんと勤められるのかということ等々の制度をどうしていくのかということは、セットとしてしっかりしないとうまくいかない。同時に、前もこういう場で申し上げたんですが、それぞれの省庁でですね、例えば、文科省なら文科省の中でオールマイティにいろいろ仕事ができるという人と、専門的な分野に非常に強いという人と両方いると思うんです。そういう意味での、今までの省庁における幹部の人材養成みたいなもの、育成して一定のスキルを持った人がいるということを担保しながら、内閣の中で自由に人事を活用するというところの兼ね合いは、制度上ではなくて運用上の問題としてどうしていくのかというのは、うまくいくかどうかの一つのキーを握っていると思います。したがいまして、今回やった法律ということで、これから後、いわゆる天下りも含めた定年までどう職を確保していくのか、そして、それに派生した天下りの人事は、団体はどうしていくのか、いわゆる独法の仕分けとか、今やろうとしている部分ということにも波及すると同時に、トータルの運用問題ということで、総合的にやる一つが、一歩を踏み出したというふうに私は思っています。これをやったら全てうまくバラ色がやって来る、とは思っていません。
(問)漢字能力検定協会の評議員会が今日開かれて、約1年にわたって理事長を務めてこられた鬼追理事長が、正式に再任されないことになる。今度27日に新たな理事長が選出される運びになりますが、どうも、京都で育った団体なので京都出身の方でないとまずいような空気が、職員や理事の中にあるようにも聞きます。ということをお聞きになって御感想はありますか。
(答)今日の評議員会で理事の選任が行われるというのは聞いております。そして、現理事長が退任される意向であるということも承知しておりますが、いわゆる組織的には自分たちの組織の責任において、仕組みを守って理事が選ばれるものだと思っておりますし、その理事の中で、理事長が互選で選ばれるという仕組みであるということで、我々としては、どなたに、どうなろうと、正規にきちんと選ばれた体制の中でしっかりとその協会の役目を果たしていただくように、厳正に、いわゆる管理する立場としては見ていきたいというふうに思っています。その中で、今言われた京都うんぬんというのは、ちょっと今初めて聞いた話で、どの程度のマストという気持ちがあるのかということでありますが、基本的には評議員会で理事が選ばれ、その理事の互選で理事長が選ばれるということ以上には承知しておりません。
(問)漢検については、去年、事件が起きた後に、適宜報告を受けて今後も厳しく指導をしていくという、生涯学習推進課が中心になってやってきていますけれども、文部科学省が要請した平成22年から25年の中期計画の案は、文部科学省に内諾を得た後の、12月21日の理事会で否決されるということが行われたようです。いまだに中期計画というのは完成していないようなので、4月以降の計画がどうなっていくのか流動的のようですけれども。
(答)今ですね、4月以降、理事、監事を全部替えなさいと、刷新して新しく執行体制を作ってくださいと。それから関連企業との取引の問題が不透明な部分と、価格の適正化等々に関してはしっかりしなさいと。それから、場合によっては賠償責任の権利があるならば、それはしっかり対応しなさいという指導はしてきて、その部分に関しては適切に対応していただいていると思うんですが、中期計画うんぬんの話は、今言われて初めて聞いた話がありますので、しっかりと監督できるようにもう一度ちょっと調べさせてください。
(問)テレビドラマなど大衆文化で活躍された藤田まことさんが、一昨日亡くなられましたけれども、大臣は個人的には特別な思い入れなどございますでしょうか。
(答)御本人との交流は直接的にはないんですけれども、「俺がこんなに強いのも、当たり前田のクラッカー」というのは、もうお茶の間での定番でありまして、白木みのるさんと何かお地蔵さんの御堂の前で出てくるというのは毎週見ていました。そして、その後、いろんな意味での、必殺仕分け人じゃなくて、仕置き人ですか、とか、はぐれ刑事とか、本当に幅広く活躍されたんで、私は、個人的に言いますと学生時代ですかね、京都の四条通を歩いていましたら、南座の方から藤田まことさんが歩いて来られてですね、私はテレビでしか見たことない人なんですが、何かいつでも見ているから知っている人のように、思わず声を掛けそうになったという記憶が残っているんです。大変残念だったのは、突然で、お悪かったことは聞いていたんですが、大変残念だし、今で言えば、まだお若いのになというふうに思いました。一番印象的なのは、やはり、婿殿の、同心でありながらという二面を持っているという、あの婿殿は好きなキャラですね。あとは個人的にというか、藤田まことさんは嵐山での御商売の失敗とかですね、やはり、結構いろいろと御苦労もあったんだと思いますけれども、そういう困難が、役者としては一切出ずに演じられているというのは、やっぱりすごい人だと思いました。

(以上)

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