仙谷大臣記者会見要旨 平成22年4月20日

(平成22年4月20日(火) 9:06~9:17  於:本府5階522会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 今日は閣議前に「中期的な財政運営に関する閣僚委員会」を開いていただきまして、皆さん方も御承知の、先般の検討会の有識者の報告を御説明をしたということでございます。
 それから、閣議につきましては、政令関係がほとんど、あとは質問主意書関係でございましたので、私のほうからは、それほど御報告すべき点はございません。
 農林水産省のほうから、成長戦略絡みで、食の将来ビジョンに関する検討会を開くので、政務官を派遣したいという話がございました。
 環境省のほうでも、成長戦略と環境についてのプランを今日、発表するというお話がございました。
 それから、もう一つ、チリの津波に対する養殖施設の被害補償が中心のようでありますが、激甚指定が行われるという政令案が閣議決定されたということです。
 「中期的な財政運営に関する閣僚委員会」では、原口総務大臣のほうから、ある種、国と地方のプライマリーバランスというようなやり方で、地方にしわ寄せがなされて、国の財政規律が緩むということが過去多々あったが、そういうことがないような方向で考えるべきだという御意見がございました。
 さらに、亀井大臣のほうから、この種の話は三党連立の大変重要な論点であるので、三党間でよく話し合って今後進めるべきだというお話がありました。
 私のほうからは、当然そのことを考えておりますので、この段階でこういう社民、国新両党の党首を含んだ閣僚委員会という形にしていただいて、ここから議論を政策的、政治的な観点からの議論を積み重ねていって、中期財政フレーム及び財政運営戦略を、この内閣のものとしてつくり上げたいと申し上げておきました。
 以上です。何か御質問ございましたら。

2.質疑応答

(問)中期財政の絡みですけれども、その中で、消費税の関係であるとか、あるいは財政の数値目標の話であるとか、そういう具体的な話はあったのでしょうか。
(答)今日の時点では時間が短かったこともあるんでしょう、一切出ませんでした。
(問)関連ですが、今後の検討は、この委員会を定期的に開いて進めていくことになるんですか。
(答)委員会になるのか、個別の議論になるのか、あるいは基本政策委員会ですか、そういう場にするのか、織りまぜながらということになると思います。
(問)それに関係するんですけれども、参院選のマニフェストで財源なり、中期財政の見通しなりを入れ込むときに、今回の話とどういうふうにリンクしていくと考えられていますか。
(答)財政フレームは財政フレームで、これは中期ですから、その辺をどうこなすのかが正に政策的、政治的な問題だと、こういうふうにお考えいただければいいと思います。
(問)ちょっと別の話なんですが、今日は亀井大臣が、郵政の法案の骨格を発表されると聞いてるんですが、その話が今日の閣僚懇、閣議で話し合われたのかという点と、かつて大臣が郵政改革について問題点を幾つか指摘されていますが、その懸念というのはもう解消されたのか、あるいは今後、法案決定に向けて大臣のほうから何か御意見をおっしゃる予定があるのかどうか教えていただきたいのですが。
(答)今日は一切、郵政の話は出ておりません。法案の内容も、今度は若干説明を受けてますけども、まあ、なかなか難しいだろうなと、こういう感じはありますし、これはまあある種、日本の宿痾みたいなものですから、私の問題提起を、なかなか正解及び納得解がスパッと出てくるというわけにはいかないかもわかりませんね。
(問)今、「難しい」とおっしゃったのは、大臣の懸念を解消するのがなかなか難しいと、そういう意味でおっしゃったのですか。
(答)これは誰がやってもそうでしょうね、私がやってもそうだと思います。そもそも財政の問題もそうだけども、この積み上がったGDPの200%に近い累積債務と、それから、この日本の総預貯金の中での郵貯、簡保の占める金額をうまく回していく仕組みをどうつくるのか、これは常識的にものすごく難しい話だと思います。
(問)原口大臣から地方財政についても意見があったということなのですが、交付税が大幅に一時期削減されたことで財政格差が広がった一方で、地方のほうの財政改革が進んだ面もあると思うんですが、大臣としては地方財政に対する今の改革について、どのようなものを求められていらっしゃいますか。
(答)原口大臣のほうから、地方は地方で頑張って、定数減あるいは給料カットまで含めてやってきた一方、中央政府のほうは、緩んでいたんじゃないかという問題提起がありましたが、そういう面はあるんでしょうね。現実に、数字から見る限りはそのとおりの事態であることも、また間違いがないと思います。
(問)中期財政フレームと財政運営戦略なんですけれども、この間、出された論点整理の中で、例えば対GDP比債務残高を目標とする、その縮減時期を目標とするとか、それからプライマリーバランス、もしくは財政収支の時期を目標とすると。それから潜在成長率は1%を見ると、そういうふうに見て考えてみようということで、この骨格についてはベースにされた上で議論するということが確認されたという理解でよろしいんでしょうか。
(答)重要な提言として前提を置きながら、政策的、政治的にこれをどうこなしていくか、そういう議論をこれから進めると、こういうことです。
(問)そうすると、これが縛りになるという理解ではないということなんでしょうか。
(答)「これが縛りに」とは、どういう意味でおっしゃっているのかわかりませんけども、議論の拘束的なものにしようと、あるいはするかどうかと、そのこと自身が議論の対象だと僕は思います。
(問)内閣の支持率が、調査によっては3割を切ったり、あるいは3割をちょっと超えたぐらいだという厳しい状況にあると思うんですけれども、現状のままで参議院選挙を戦えるというふうにお感じでしょうか。
(答)戦わなければならないんじゃないんですか。
(問)ダブル選挙の発言の関係で恐縮なんですけれども、昨日、マスコミの報道では真意が伝わらなかったということですけれども、改めてどういった真意で言われたのか御説明をいただければ幸いなんですけれども、どうでしょうか。
(答)この間から申し上げているように、『時事放談』を見ていただければ全部わかるんじゃないんですか。やっぱり文脈とか流れの中で素直に受け取っていただければいいんだけども、それぞれの社によって違うんでしょうけども、あれは誰が切り取っているのか知りませんが、切り取って、ある種の筋書きに当てはめられるから、こういう報道が乱れ飛ぶんだろうと僕は思いますけども。
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(以上)

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