菅大臣記者会見要旨 平成22年3月12日

(平成22年3月12日(金) 8:45~8:53  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 今日の閣僚懇の席で、いわゆる年度末の使い切りというか、急いで予算を消化しようとする傾向が出ているので、それは不要なものに充てないようにということで、枝野行政刷新担当大臣のほうからもその指摘がありました。私のほうも、従来から翌年回しにできるような手続を簡素化しておりますので、そのことを特に申し上げた、そのルールを活用してそうしたことがないように各大臣に努力してほしいということを併せて申し上げました。

 なお、いわゆる密約問題に関しての財務省の調査については、できれば今日の夕方に正式に発表したいと、こう思っております。私からは以上です。

2.質疑応答

(問)2点お願いします。
 ちょっと早いですけれども、まもなく鳩山政権が発足して半年になりますので、マニフェストの達成度についての自己評価を伺いたいというのが1点目です。
 2点目ですけれども、昨日09年10‐12月期のGDPの改定値が発表されまして3.8%に下方修正されました。数字そのものの評価と、自律的な景気回復の兆しがあると見ておられるのかどうか、その認識を伺いたいと思います。
(答)マニフェストの点ですけれども、私はやはり一番大きいのは、個々のマニフェストということもありますけれども、やはり財政、いわゆる歳出の中身を大きく変えた。いわゆるコンクリートから人へ。そういう点では私は一番大きな大本を変えることは相当実行できたと、このように思っております。
 一方で個々の課題については、マニフェストの大きい項目はどなたかの計算だと8項目あって、7項目までは基本的には進んだと。1項目、つまりいわゆる暫定税率のところは総理も謝罪もされましたが、残念ながら実行できなかった。
 ですから22年度予算、この半年間のここまでのところは、色々な評価はありますけれども、私は相当程度頑張ったところではないかと。これから先のほうがなかなかハードルが高いと、このように思っております。
(問)昨日発表のQEの改定値については。
(答)一つは今日も若干問題になったんですが、色々数字が1次QEと2次のときに変わるということについて、特に今回以上に前回非常に大きく変わったので、それのそういう計算の仕方、あるいはどのデータを使うかということについて今再検討させております。
 どうも1次QEのときに使う数字は早く出てくる数字のある項目を使って、2次QEでは全然別の指数を使って、結果として大きく1次と2次が差が出る関係で、逆に言うと信頼性を非常に疑われることになっておりますので、そこはどう改めるべきかもう既に検討に入っておりますが、しっかりとしたその意味での改革をしなければいけないと思っております。
 それから数字そのものは今回はそう大きくは変化を幸いにして1次、2次でしておりませんが、自律的回復と言い切るところまではまだいけていない。
 しかし全体の傾向としては、従来より一歩前に改善の方向に進んだかなと、こう見ております。
(問)政権半年にかかわることなんですが、ここのところ内閣支持率が下がっていますが、内閣改造による政権浮揚の可能性についてどう見るか。あと改造すべきかどうかという点も御見解をお願いします。
(答)私個人の意見で言えば、全く改造とか何とかということの必要性は感じておりません。まさに鳩山内閣一体となって色々な課題に取り組んで、先ほど申し上げたように、確かにこの半年間で一番大きい歳出の見直しはできましたが、もっと難しい次のハードルに向かって、ある意味予算がもうすぐ上がればいよいよ次の段階に入りますから、私は今の鳩山内閣、内閣としては非常に求心力を持って一体として動けていると、そう見ています。
(問)関連してなんですが、政権が替わってから最初期待が高かったと思うんですが、半年でここまで支持率が下がってしまった原因を副総理としてはどのようにお感じになっているかというところと、あとは今後参院選に向けてどのようにそれを挽回していくかという何かがあれば教えていただければと思うんですけれども。
(答)やはり率直に申し上げれば、政治とカネをめぐる問題が支持率が下がっている大きな原因であろうと、こう思っております。
 逆に言えば、色々な政策運営についてはもちろん先ほど申し上げたように全てが100点ということではありませんが、あるいは色々難しい問題、まだ越え切れていない問題もありますけれども、私はやはり歳出の中身を変え、例えば最近の飛行場の問題でも、茨城空港が98番目にスタートしてみて、一体何なんだと、ああいう空港特会はですね。そういうやはり従来の政権のやっていたことの矛盾をきちんと表に出してそれを変えていこうという姿勢は、私は今でも相当高い評価なり逆に言えば評価という以前に期待はあると。
 ですからそういう点で、今私の置かれた立場は、内閣における大きな役割をいただいていますので、内閣としてはその部分で頑張ることで今のやや低下した支持率を回復したいと。
 もちろん政治とカネの問題は政治とカネの問題として、それはそれとしてもう少し国民の皆さんに理解を得られるようにする努力はさらに必要だと、こう思っています。

(以上)

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