岸田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年11月13日

(平成19年11月13日(火) 9:30~9:40  於:合同庁舎4号館 742号室)

1.発言要旨

 皆さん、おはようございます。
 本日の閣議は、国会提出案件が12件、法律の公布が1件、政令が5件あり、私どもの関係案件はございません。
 私の方から1つ申し上げさせていただきます。
 福田総理から御指示のあった「生活安心プロジェクト」については、国民の暮らしの実感や消費者、生活者の視点をできるだけ反映したものになるよう、生活の現場にいる国民の皆様の声を把握しながら進めていきたいと考えております。
 このため、お手元に資料を配付させていただきましたが、本日(11月13日)17時に内閣府のホームページにサイトを開くなど、インターネットやファクス等により意見を募集することにしました。
 総理からは、安心で質の高い暮らしに向けた総点検として、行政のあり方の総点検の実施及び緊急に講ずる具体的な施策の取りまとめの2つを御指示いただいておりますが、これらの取り組み全体を「生活安心プロジェクト」と呼ぶことにいたしました。
 また、カラーの資料がトップページのイメージですが、「食べる」、「働く」、「作る」、「守る」、「暮らす」の5分野については、国民の方々のイメージがわきやすいように、課題として考えていただくことを示しています。
 具体的には、まず1つ目の「食べる」につきましては、最近、食品の不正表示など、食の安全に対する不安を感じさせる事件が続いていることから、加工食品の原材料表示の充実、不正表示の取り締まり強化などによる「ホンモノのある食生活」を実現していきたいというふうに考えております。
 そして、2番目の「働く」につきましては、フリーター対策やパートタイム労働者の均衡待遇などの問題がある一方で、正社員では長時間労働の是正が課題であることから、「働く人を大切にする雇用」、こうしたことを考えていきたいというふうに思っております。
 3番目の「作る」につきましては、家電製品の安全性や耐久性の確保や子ども等が安全に使える商品や施設の普及など、「子どもやお年寄りに優しい質の高い製品づくり」のための環境整備、こうしたものを考えていきたいと思っております。
 4番目の「守る」につきましては、悪徳商法の根絶に向けた制度の整備あるいは出会い系サイトなど、インターネット上で子どもに有害な情報が氾濫することによる被害防止など、「暮らしの安心を守るルール作り」、こうしたものを考えていきたいと思っております。
 また、5番目の「暮らす」につきましては、お年寄りの見守りの仕組みづくりや地域における医療の確保など、「地域コミュニティ・安心生活空間の再生」、こうしたものを考えていきたいと考えております。
 国民の皆様から多数の意見が寄せられることを期待しております。
 なお、「生活安心プロジェクト」の推進のため、先般、国民生活関係部局横断的な検討チームとしまして、「安心で質の高い暮らし」特命室を内閣府大臣官房に設置することといたしました。室長には浜野内閣府審議官、室長代理には西国民生活局長をあてております。
 詳細につきましては、この「安心で質の高い暮らし」特命室の方にお問い合わせをください。
 私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問)この意見の募集ですけれども、これは締め切りみたいなものというのはあるのでしょうか。
(答)いえ、別に締め切りというものは設けてなかったと思います。これから年内に、まずは緊急に講ずべき具体的な施策を取りまとめるようにという指示をいただいております。また、来年春に向けて、国民の安心・安全の視点から、行政のあり方の総点検をするようにという指示をいただいております。
 こうした2つの課題、年末あるいは来年春を目途に進めていかなければいけないわけですが、その両方にこうした国民の声は反映させていきたい、そのように思っています。
(問)具体的には集まった声をどのような形で反映させていこうというふうにお考えですか。
(答)今申し上げました2つの課題につきましては、特命室を設けておりますし、また、特に総点検につきましては、国民生活審議会におきましても御議論いただくようにお願いをしております。こうした議論の中でもお寄せいただいた御意見を参考にさせていただきたいというふうに思っておりますし、最終的には内閣府の責任で取りまとめを行わなければいけませんが、その際にも参考にさせていただければというふうに思っています。
(問)これはいわゆるパブリックコメントと理解してよろしいでしょうか。
(答)パブリックコメントという言葉の定義次第でありますが、広く国民の声を聞くという意味では同じ、通ずるものがあるんじゃないでしょうか。
(問)話は変わるんですが、最近テロ特措法をめぐって、解散総選挙に関係する発言が出回っているんですけれども、国民生活を担当する大臣として、年末のような時期に解散をするというようなことが果たしてあっていいのかというあたりの御見解はいかがでしょうか。
(答)解散総選挙につきましては私が触れるべき事柄ではないと思っておりますが、国民生活にとって大切な年末年始の時期に、政治が安定をしていること、これは大切なことだというふうには思っています。
(問)病院内で銃を使って入院患者の方が撃たれる、亡くなるという事件がありましたけれども、大臣、銃器対策も担当していらっしゃると思うんですが、その御所感と、改めて銃器対策に対する考え方というのをお聞かせ願えますでしょうか。
(答)こうした事件が発生したということ、これは社会的にも大きな衝撃を与えた重大な出来事だったというふうに認識をしております。改めて、今の日本の社会の有り様、この銃規制の有り様につきまして考えさせられる事件だと、大変重大に受けとめております。
 銃規制につきましては、新たな法律もこの国会において議論をされているところでありますし、改めてこうした制度につきましてもしっかりと再点検していかなければいけない、そして、多くの国民の皆さんに安心を感じてもらえるような政治の姿勢、取組を示していかなければいけない、そのように感じております。

(以上)

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