大田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年2月26日

(平成20年2月26日(火) 8:57~9:02  於:記者会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 今日の閣議ですが、教育再生懇談会の開催について、総理始め関係大臣からお話がありました。あとは渡辺大臣の中国出張、総理の韓国訪問、それからH2Aロケット14号機の打上げですね。閣僚懇では、鴨下大臣と語る希望と安心の国づくりということで御発言がありました。
 諮問会議は28日です。議題は2つ。1つは成長戦略に関連して、生産性向上への取組ですね。主に中小企業への生産性向上プログラムを策定しておりますので、その議論をいたします。もう1つは、事業の仕分けといいますか政府の役割分担です。官と民の役割分担のところでは、市場化テストの関連で落合委員長においでいただきます。それから、国と地方の仕分けのところでは、国の地方出先機関をテーマにいたしますが、これは民間議員が去年仕分けの基準を出し、それを受けて知事会でも試案を出していますので、全国知事会の麻生会長と京都府の山田知事においでいただく予定です。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)今日の新聞に、国の債務残高が、昨年末で過去最大になったという記事が並んでいますが、諮問会議の議論として、プライマリーバランスの黒字化、次の目標設定といった議論は、いつ頃からどういった形で進めていかれるおつもりでしょうか。
(答)次の目標は、2010年代半ばにかけて債務残高の対GDP比を安定的に引き下げていくことです。そのためにはプライマリーバランスの黒字幅を一定限確保しないといけない訳ですね。プライマリーバランスが達成されても、金利と成長率の関係では広がっていきますので、安定的に債務残高を引き下げるには、プライマリー黒字を何%かにしないといけない。それを2%にするのか3%にするのかといったことを議論しないといけませんが、まずは今の歳出・歳入一体改革で、2年目の予算が出来て今国会審議されているところで、次の「骨太」が3年目の予算になります。5年間の計画の3年目ですね。ここをしっかりと議論して、歳出・歳入一体改革でプライマリーバランスを黒字化させる道筋をきちんと付けて、その上で議論したいと考えています。次の目標を議論するということですね。
(問)もう一点、夕方開かれる専門調査会に関連してお伺いしたいのですが、諮問会議で確か3年前に「日本21世紀ビジョン」という長期ビジョンを作られていると思うのですが、確か大臣はこの時には統括官でいらっしゃいましたが、そのビジョンと今回作られる報告書は性格が異なるのでしょうか。時代背景も含めてお願いします。
(答)性格は違います。ビジョンの方は2030年を念頭に置いて、その時の日本社会の姿をより広く、経済だけではなくて地域社会や国民生活まで含めて議論しました。あの時は、マクロの経済財政、それからミクロという意味で競争力、生活・地域、グローバル化の4つのワーキンググループを作って議論しました。以前は大平総理の時に、例えば田園都市構想、環太平洋構想などがありまして、大きく日本の将来の姿を描いてみようというのがあった訳ですね。そのような大きな姿、2030年の人口高齢化が1回目のピークを迎える時の日本の姿を議論しようというのがビジョンでした。
 今回は、世界経済がこれだけ変化する中で、日本の現在の経済構造をしっかり点検してみるということになります。従いまして、2030年などを念頭に置くというよりは、90年以降世界経済が物すごく変わってきている中で、日本の経済構造が今どのような弱みや強み、あるいはリスクやチャンスを抱えているのかといったことを議論したい。経済構造に焦点を当てています。世界経済が大きく変化する中で、その成長エネルギーを取り込む経済構造とはいかなるものか、あるいは人口が減って内需がどうしても細っていく中で、内需の厚みを持てる経済構造というのはどういうものか、世界の資金の流れが物すごく変わっている中で、日本の金融資本市場はどのような潜在的リスクを持っているのか、といったことになります。

(以上)

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