金融小委員会(第9回)後の奥野小委員長記者会見の模様

日時:平成16年6月1日(火)12:13~12:17

奥野小委員長

今日の金融小委員会ですけれども、今日から小委員会の報告案のとりまとめに向けて具体的な審議に入りました。審議自体は、論点整理メモと言われている、いわゆるボキボキというふうに内部で言っているものですが、論点を箇条書きにしたようなものを使って行いました。したがって、当然のことですが、全く新しい論点というものができたわけではなくて、前回も申し上げましたけれども、四つぐらいの論点、一つが総論に当たる金融所得課税一体化の意義、2番目が金融所得と考えられるもので20%分離課税になっていない配当所得、公社債の譲渡益等、外貨商品、保険などの課税方式、3番目が損益通算の範囲や資産滅失の取扱い、4番目が納税環境整備という四つの主要テーマについて議論を行いました。

議論の具体的な内容については、もう既に具体的な報告案文の審議という状態に入っていますので、恐縮ですけれども、私の方から詳細を申し上げることは控えたいと思います。何かご質問があれば、可能な範囲でお答えしたいと思います。

今後の日程ですけれども、次回は6月8日(火)に開催して、報告案の審議を行う予定です。6月15日、2週間後には小委員会でのとりまとめを終えて総会に報告したいというふうに考えております。

私からは以上でございます。

記者

前回の委員会のときに、預貯金利子の取り扱いについて、いろいろ三方の意見が出ているというご説明があったんですけれども、今日の議論ではどのような議論になって、今後の議論のポイントというのはどういうところになってくるんでしょうか。

奥野小委員長

ですから、先ほど申しましたけれども、具体的な報告案文で文章を作るという段階なので、前回説明したことで大体尽きていると思いますし、具体的な案文の議論ということですから、ちょっと避けておいた方がいいかなというふうに思います。

記者

今の利子の話なんですけれども、この前、意見が割れていたと思うんですけれども、それは何らかの方向に収斂されたというようなイメージなんでしょうか。

奥野小委員長

ですから、やっぱり文章を作るということですから、基本的には報告書を作るということですから、収斂をしないと報告書を作れないということではありますから、そういう方向で努力しております。

(以上)

金融小委員会