企画会合(第2回)後の本間会長記者会見録

日時:平成18年11月29日(水)14時06分~
場所:合同庁舎4号館・共用第一特別会議室

司会

ただいまから税調第2回企画会合後の本間税調会長の会見を行います。

本間会長

今日は第2回目の企画会合が行われまして、起草メンバーで作りました答申(案)というものをベースにして、各委員の意見を承りました。かなり白熱した議論もございまして、明日また企画会合を設けまして、最終的に答申をまとめ上げたいと思っております。

今の作業の状況からいえば、12月1日に総会で正式に承認し、それを総理に手交をさせていただきたいと思っております。したがって、現段階では作成途上でございますので、今日は具体的に私のほうからは説明するという形にはならずに、皆さんのご質問等を受ける、そして、それに答えられる範囲で答えると、こういう形でやらせていただきたいと思います。

どうぞ、ご質問がありましたら。

司会

質問のある方は挙手にてお願いいたします。

質問

答申ですけれども、前に会長がおっしゃった中長期的な法人の実効税率のところの部分なのですが、これについては、方向性を出すかどうかについては、見送るのではないかというような報道も出ていますけれども、その点は今どんな感じになっているのでしょうか。議論の筋と今の考え方と。

本間会長

今、その部分の最終的な文言について調整をしておるところでありまして、起草メンバーと最終的に詰めて、明日またご提示したいと思っております。書きぶりについての方向性をどこまで出すかということも、今まだ定まっていないと、こういう具合に理解していただきたいと思います。

質問

その分はかなり議論は出たのでしょうか。

本間会長

いや、どのぐらいの強度で表現をするかということに関しての意見のやりとりがあったと、こういうことであります。

質問

もう1点、前のグループ・ディスカッションで話題になっていた留保金課税の部分ですけれども、かなり意見が割れて、どういうふうにするのか知恵が要るなという話を前会長がされていましたが、そこはどんなような方向の表記になるのでしょうか。

本間会長

これも一つの一番微妙な部分でありまして、これについても、最終的に今日もう一度しっかり案文を作って、明日お諮りしたいと思っています。

質問

同じく意見が分かれていた減価償却の固定資産税の部分ですけれども、これについては、方向性というのは今日大体定まってきているような感じなのでしょうか。

本間会長

はい。この減価償却制度については、ほぼ固まったという具合に思っています。

質問

それは固定資産税のところについても固まったのですか。

本間会長

表現ぶり等について、最終的に地方税の部分のところの微妙なあやをどういう具合に表現するかということについても、最終的に調整して、明日提示したいと思っています。

質問

先ほど冒頭でご紹介がありました、かなり白熱した議論があったというのは、具体的にどの項目なのかということと、あと、例の証券優遇税制については、もう本則の20%に戻すということでほぼ答申に書き込むという方向なのか。その際に、株式市場に無用な混乱を起こさない経過的な措置というのは、具体的にどういうふうになりそうなのか、教えていただけますか。

本間会長

その点についても、最終的に表現ぶりをどうするかという部分を調整したいと思っております。方向性を打ち出すということは固まっておりますが、それに対して配慮をしなければならない事項について体系的に整理をする、そういう流れでやりたいと思っております。

質問

明日ですけれども、明日また企画会合を開いて、また会見があるわけですが、その際には、まとまった文章というのは我々に見せていただけるのでしょうか。

本間会長

いや、これは明日配付するということにはならないと思います。できるだけ事前にお渡しして、記事の書きやすいような形で配慮をしたいと思っておりますけれども、今のところ、まだ非常にスケジュールがタイトになっていまして、どこの時点でやれるかということもまだ定まっておりませんので、決まり次第連絡させていただきたいと思います。明日はおそらく無理だろうと私は思っていますけれども。

質問

明日、企画会合を開いて、そこで協議をして、それを最終的に起草委員の方がまとめるのでしょうか。そのあとに、明日まだ起草委員があるんですね。

本間会長

はい。

司会

ほかにございますか。では、会見を終わらせていただきます。

本間会長

どうもありがとうございました。(了)