4月17日、京都迎賓館は開館20周年を迎えます
2025年3月25日

4月17日、京都迎賓館は開館20周年を迎えます。
京都迎賓館は、日本の歴史、文化を象徴する都市・京都で、海外からの賓客を心をこめてお迎えし、日本への理解と友好を深めていただくことを目的に平成17年(2005年)4月に開館した国の迎賓施設です。
平成28年(2016年)7月からは、通年での一般公開も行っています。
外観は、日本の伝統的な住居である入母屋(いりもや)屋根と数寄屋(すきや)造りとなっています。建物や調度品には、数寄屋大工、左官、作庭、截金(きりかね)、西陣織や蒔絵(まきえ)、漆など、数多くの日本を代表する伝統技能の匠の技が用いられています。
<見どころ①> 庭園
京都迎賓館の庭園は、庭と建物が1つになった「庭屋一如(ていおくいちにょ)」の考え方のもと、京都御苑の緑を借景とし、広大な池を中心に、季節の移ろいにより様々に表情を変えつつ、まわりの建物に融け合うように配置されています。館内では一部を除き写真撮影が可能となっていますので、四季折々の様子を写真に収めていただくことができます。


<見どころ②> 和洋が一体化された大広間
「藤の間」は京都迎賓館で最も大きな部屋で、洋食の晩餐会や歓迎式典の会場として使用されています。
縦3.1m、横16.6mの壁面装飾「麗花」は「歓迎」の花言葉を持つ藤の花をメインとしています。床に敷かれた織物の緞通(だんつう)や壁、襖や椅子にも藤のデザインが施されており、外交の場である迎賓館にふさわしいしつらいとなっています。

開館20周年を機に、京都迎賓館では、年間を通して館内を特別な展示にするとともに、特別企画も実施します。
ぜひこの機会に京都迎賓館へお越しいただき、迎賓施設としての意義や伝統技能等の価値を感じてみてください。

該当施策のページ
- 京都迎賓館 開館20周年記念事業
「京都迎賓館開館20周年記念事業」の詳細は以下のページをご覧ください。
京都迎賓館が実施するイベントの内容を掲載しております。
「京都迎賓館開館20周年記念事業」(京都迎賓館) - 京都迎賓館に生きる伝統的技能
京都迎賓館では建築において11種、調度品において14種の伝統的技能が活用されています。
詳細は以下のページをご覧ください。
「京都迎賓館に生きる伝統的技能」(京都迎賓館)