「地方創生☆政策アイデアコンテスト2024」最終審査会を開催しました

2025年2月10日

 12月7日、内閣府 地方創生推進室主催で「地方創生☆政策アイデアコンテスト2024」最終審査会を開催いたしました。

 「地方創生☆政策アイデアコンテスト」は、地域経済分析システム(RESAS:リーサス)等のデータで地域の特徴や課題を分析し、その結果を踏まえた地域を元気にする地方創生アイデアを募集するコンテストです。

 「地方創生☆政策アイデアコンテスト」は2015年から毎年開催しており、記念すべき10回目となる今年は、全国各地から1,475件の応募がありました。

 9エリアに分けて行われた地方審査を経て、計18組のファイナリストが決定し、最終審査会では、ファイナリストによるプレゼンテーションの審査を行いました。

 最も優れた作品には、伊東良孝 地方創生担当大臣より、地方創生担当大臣賞が授与され、また、優れた作品には、石坂聡 地方創生推進室長より、優秀賞が授与されました。

【地方創生担当大臣賞】

〇 高校生・中学生以下の部
★養豚ガールズによる地方創生プロジェクト
所属/チーム名 熊本県立熊本農業高等学校/養豚プロジェクト
政策アイデア 食料廃棄物を家畜飼料として活用したエコフィードを給餌した豚「くまもとの赤ぶた」を開発・ブランド化し、養豚業の安定経営に繋げることを提案。

 

〇 大学生以上一般の部
★~伊島の夜明けは離島の夜明け~ ヒトとヒトとの交流を軸にした“伊島crew”の提案
所属/チーム名 株式会社東京久栄・産業能率大学/株式会社東京久栄×産業能率大学松尾ゼミ
政策アイデア ワークショップなどのイベント開催や、漁師から直接漁獲物を購入できるスキームの構築によって関係人口の増加を目指すアイデアを提案。

 

〇 官民連携の部
★地元企業×家庭みんなで育てるファミリーサポート事業の新たな展望
所属/チーム名 愛知県創生研鑽会/愛知県創生研鑽会 Dグループ
政策アイデア 企業にファミリーサポートの提供会員として活動してもらい、官民一体で子育て世代の支援を行う枠組みを推進することを提案。

【優秀賞】

〇 高校生・中学生以下の部
★新たな旅のスタイル「本物旅」による地方創生
所属/氏名 東京学芸大学附属竹早中学校 深町 旬さん
政策アイデア 「人との交流」「深い体験」「本物志向」を重視した新たな旅のスタイルである本物旅を提案。
★「佐田岬」の弱みを強みに変えて 伊方町の知名度アップで人口減少ストップ!
所属/チーム名 愛媛県立三崎高等学校/さだ岬爆誕
政策アイデア 熊本県菊陽町を参考に、伊方町最大の観光地である「佐田岬」のプロモーションを実施し、企業誘致をすることを提案。

 

〇 大学生以上一般の部
★外国人の子どもの学びの保障-真の多文化共生社会の実現に向けて-
所属/チーム名 港区/港区政策創造研究所 政策研究会 第10期特別研究員 グループB
政策アイデア 就学状況把握の徹底、外国人親子向けプレスクールの設置、担当部門の創設により、外国人の子どもの学びを保障するアイデアを提案。
★津山市のリピーターを増やすために
所属/チーム名 就実大学 経営学部 経営学科/水ノ上ゼミ
政策アイデア 新しいふるさと納税の返礼品である「津山観光客優待旅行券(ふるさと納税返礼品)」と、津山市観光が楽しくなる荷物預かりサービスである「Easy Travelサービス」を提案。

 

〇 官民連携の部
★~加速化する都市部への人口集中に対する社会的責任~ 人口増加を続ける愛知県高浜市の「ものづくり技術」と三河の「プロバスケットボールの力」で全国を笑顔で繋ぎたい
所属/チーム名 愛知県立高浜高等学校/地域活動部SBP班
政策アイデア 高浜市の瓦産業と自動車産業の「ものづくり技術」を組み合わせ、オリジナルデザインが可能な「たい焼き金型」を制作し、全国で頑張る高校生に提供することや、オリジナルたい焼きを販売しその収益で地元の子供たちを地域のプロバスケットボールチームの試合観戦に招待するアイデアを提案。
★実はお菓子県岡山の新資源発掘 小豆の皮を推します! -和菓子×バイオマス産業+キノコ栽培で小豆の皮(廃棄物)を有効利用-
所属/氏名 岡山県立岡山操山高等学校 秋山 香奈さん
政策アイデア こしあんの製造過程で廃棄物となる小豆の皮をバイオマス資源として活用するアイデアを提案。

 

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地域経済分析システム(RESAS:リーサス)別ウィンドウで開きますについて
 RESASは、地域経済の構造データ(産業の強みや、人の流れ、人口動態など)を地図やグラフでわかりやすく表した、どなたでも簡単に利用できるウェブサイトです。
 地域経済のデータ分析の「入り口」として、地方公共団体職員の方や地域の活性化に関心を持つ様々な分野の方々に広く利用されています。

 

デジタル田園都市国家構想データ分析評価プラットフォーム(RAIDA:レイダ)別ウィンドウで開きますについて
 RAIDAは、データにより地域課題を捉え、分析・考察することをサポートし、施策目標の達成を後押しすることを目的としたプラットフォームであり、2024年から国が提供しています。

 

○ RAIDA-AI(レイダエーアイ)について
 RAIDA-AIは、生成AIを活用した「データ分析支援機能」です。対象地域を選択すると、自動でデータ分析を開始し、その結果として得られる示唆を文章形式で表示するほか、分析結果を考察し、優先的に取り組むべきと考えられる地域課題を提案することで、データ分析業務や政策立案に向けた検討を支援します。
 希望する地方公共団体に利用者IDおよびPWを付与して限定的に公開しています。現在も利用者IDおよびPWの申請を受け付けていますので、以下の申請フォームより申請いただきますようお願いいたします。

 

RESAS Portal(リーサスポータル)別ウィンドウで開きますについて
 RESAS Portalは、地域経済に関するデータの利活用を支援するためのポータルサイトです。地域のデータを活用した政策立案事例を検索できるデータベースのほか、地域課題別のデータ分析の視点や分析手法を紹介する地域課題分析ナビゲーション、RESAS・RAIDA等のEBPMツールの使い方紹介等のコンテンツを掲載しています。

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