藤井聡太氏に対する内閣総理大臣顕彰について

2023年11月14日

 令和5年11月13日、岸田総理は、総理大臣公邸で将棋棋士の藤井聡太(ふじい そうた)氏に対する内閣総理大臣顕彰式を行い、顕彰状及び盾を授与しました。
 藤井聡太氏は、日頃のたゆみない努力と精進によって将棋界初の八冠制覇の偉業を成し遂げ、多くの国民に夢や希望を与えるとともに、伝統的な文化である将棋の普及振興を通じ、我が国文化の向上発展に貢献されました。
 藤井聡太氏のこの功績を讃(たた)え、顕彰することとなりました。

藤井聡太氏の顕彰の様子
(出典:首相官邸ホームページ(令和5年11月13日 内閣総理大臣顕彰式(首相官邸)別ウィンドウで開きます)、2枚目は加工して作成)
 

 内閣総理大臣顕彰は、国家、社会に貢献し顕著な功績のあったものについて、これを顕彰することを目的として、昭和41年2月に創設されました。
 創設以来、35人及び16団体が顕彰されており、今回の藤井聡太氏に対する顕彰は個人では36人目となります。
 当時の全タイトルである七冠を将棋界で初めて達成された将棋棋士の羽生善治(はぶ よしはる)氏も、平成8年3月に当時の橋本龍太郎(はしもと りゅうたろう)総理から顕彰されました。

羽生善治氏の顕彰の様子
(提供:内閣官房内閣広報室)
 

 最近では、半世紀以上にわたり茶道を通じた平和外交の推進に尽力された茶道裏千家第15代家元の千玄室(せん げんしつ)氏、日本人初のマスターズ・トーナメントの優勝を成し遂げるなどスポーツ振興に多大な業績をあげたプロゴルファーの松山英樹(まつやま ひでき)氏、宇宙探査において数々の世界初の偉業を達成し多大な業績をあげた「はやぶさ2プロジェクトチーム」など、幅広い分野で功績を挙げた個人・団体が顕彰されています。

千玄室氏の顕彰の様子
(出典:首相官邸ホームページ(令和5年4月20日 内閣総理大臣顕彰式(首相官邸)別ウィンドウで開きます))

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