11月5日は「津波防災の日」「世界津波の日」

2023年10月27日

 11月5日は「津波防災の日」「世界津波の日」です。

 東日本大震災を教訓とした「津波対策の推進に関する法律(2011年6月)」により、11月5日が「津波防災の日」として制定されました。この日は、安政元年11月5日の安政南海地震(M8.4)で和歌山県を津波が襲った際に、稲に火を付けて、暗闇の中で逃げ遅れていた人たちを高台に避難させて命を救った濱口梧陵の逸話にちなんで定められました。

 また、「第3回国連防災世界会議」や「持続可能な開発のための2030アジェンダ」のフォローアップのために開催された2015年12月の国連総会で、我が国をはじめ 142 カ国が共に提案し、11月5日を「世界津波の日」として制定する決議が満場一致で採択されました。

 「津波防災の日」である11月5日が国連総会決議において「世界津波の日」とされたことも踏まえ、2017年3月に「津波対策の推進に関する法律」においても「世界津波の日」に位置づけられたほか、国際協力の推進に資するよう配慮する旨の規定が追加されました。

 津波は、迅速かつ適切な避難により人的被害を大きく軽減できる災害です。このため、国民一人ひとりが津波の特性を理解し、命を守る行動を適切にとっていただくことがとても大事です。津波への備えについて考えるきっかけとして、「津波防災の日」スペシャルイベントや全国各地で津波避難訓練も実施されます。ぜひ皆様もご参加ください。

令和5年度「津波防災の日」スペシャルイベント

11月5日(日)13:00~15:00 オンラインによるYouTube配信
参加希望の方は以下のページをご覧ください。

関連リンク