野口英世アフリカ賞とは?

1.目的

感染症の蔓延が人類共通の危険であるとの認識に立ちつつ、特に問題の解決が求められている地域であるアフリカでの感染症等の疾病対策及び公衆衛生推進のため、医学研究又は医療活動分野において顕著な功績を挙げた者を顕彰し、もってアフリカに住む人々、ひいては人類全体の保健と福祉の向上を図ることを目的とします。

2.受賞対象者

  • 国籍、年齢及び性別は問わないこととする。
  • 生存者に限る。団体の場合は、現在、活動している団体に限る。
  • 被推薦者数は次のとおり。
    【医学研究分野】1研究テーマにつき1名を原則とする。ただし、当該研究テーマが共同研究による場合は3名以内とする。
    【医療活動分野】1名又は1団体を原則とする。ただし、1名以上ないし1団体以上がチームで活動する場合は3名又は3団体以内とする。
  • 推薦要項についてはこちらをご覧ください

3.授賞頻度

3年ごとに開催されるアフリカ開発会議(TICAD)の機会(※)に、授与します。第1回授与式は2008年5月28日(TICAD IV の初日)に、第2回授与式は2013年6月1日(TICAD Ⅴ の初日)に横浜で行われました。第3回授与式は、2019年8月30日に第7回アフリカ開発会議(TICAD7)の開催に合わせて、東京都内で行われました。(※TICAD自体は2016年以降3年ごとに日本とアフリカで交互に開催予定)

 

4.表彰内容

  • 医学研究分野、医療活動分野それぞれの受賞者に対し、表彰状、賞牌及び賞金(各分野それぞれ1億円)を授与します。
  • 賞金は、政府の資金に加え、国内外の民間からの寄付も募ります(個人、団体)。

5.選考過程

国内外の研究機関、研究者などに受賞候補者の推薦を依頼し、寄せられた候補者を医学研究推薦委員会と医療活動推薦委員会が選考を行います。その後、野口英世アフリカ賞委員会が最終受賞候補者を総理大臣に推挙し、総理大臣が受賞者を決定します。

賞の全体枠組

選考プロセス