福島県訪問

6月2日 福島県訪問・1日目

猪苗代町主催歓迎イベント・野口英世記念館視察

第2回野口英世アフリカ賞受賞者である、ピーター・ピオット博士とアレックス・G・コウティーノ博士は、野口英世博士の故郷である福島県猪苗代町を訪れ、野口英世記念館では猪苗代町の子どもたちから大歓迎を受けると共に、館内を見学して野口博士に関する理解をより深めました。

受賞者を出迎える猪苗代町の子どもたち受賞者夫妻へ花束を贈呈する翁島小学校の生徒たち
受賞者を出迎える猪苗代町の子どもたち(写真左)と受賞者夫妻へ花束を贈呈する翁島小学校の生徒たち(写真右)

野口英世博士の生家の前で記念撮影をする受賞者夫妻生家を見学する受賞者夫妻
野口英世博士の生家の前で記念撮影をする受賞者夫妻(写真左)と
髙添一郎 野口英世記念会 会長の案内で生家を見学する受賞者夫妻(写真右)

子どもたちと気さくに交流するピオット博士子どもたちと気さくに交流するコウティーノ博士
子どもたちと気さくに交流をする受賞者(写真左・ピオット博士、写真右・コウティーノ博士)

館内を見学するピオット博士館内を見学するコウティーノ博士
野口英世記念館を見学する受賞者(写真左・ピオット博士、写真右・コウティーノ博士)

沢山の子どもたちに見送られる受賞者
沢山の子どもたちに見送られ、記念館を後にする受賞者

(写真提供:公益財団法人 野口英世記念会

未来デザイン2050

  受賞者は、プラチナ構想ネットワークと会津若松市が共催し、会津工業高等学校、会津学鳳高等学校の生徒21名のプロジェクトチームが企画、運営を行った「未来デザイン2050」へ参加し、会場となった会津大学にて地元の高校生たちと語り合いました。
会津若松では古くより、学問所である「稽古堂」や、会津藩校である「日新館」などにおいて若者の育成に取り組んできました。現代においてもその伝統が未来デザイン2050のプロジェクトへ引き継がれています。環境問題、少子高齢化問題、エネルギー問題、地域活性化など多くの課題について立ち向かうべく、会津若松の高校生が全国の高校生を対象にフォーラムを開催し、2050年の未来も幸せに暮らすことができるように、持続可能な社会を自らの手でデザインをするための活動を行っています。

受賞者は高校生からの質問へ熱心に答え、高校生に対しピオット博士は「先を考える、不正と戦う」(英語原文"Think ahead - counter injustices")、コウティーノ博士は「グローバルに考えて、ローカルに行動する」(英語原文"Think globally ‐ act locally"というメッセージを伝えました。

未来デザイン2005
高校生からの質問へ熱心に回答する受賞者

未来デザイン2005未来デザイン2005
高校生のプロジェクトチームの皆さん(写真左)と受賞者へ質問をする高校生(写真右)

未来デザイン2005未来デザイン2005
高校生からの質問へ熱心に回答する受賞者(写真左:ピオット博士、写真右:コウティーノ博士)

未来デザイン2005
未来デザイン2005の来場者、関係者との記念撮影

(写真提供:会津若松市役所)

 

受賞者・福島県知事懇談 国際交流特別親善大使認証書授与

 佐藤雄平 福島県知事と第2回野口英世アフリカ賞受賞者の間で懇談が行われ、知事より受賞者へ国際交流特別親善大使認証書が授与されました。

佐藤雄平 福島県知事と受賞者
佐藤雄平 福島県知事(中央)とピオット博士(左)とコウティーノ博士(右)
国際交流特別親善大使認証書授与の様子

6月3日 福島県訪問・2日目

鶴ヶ城視察

第2回野口英世アフリカ賞受賞者は室井照平 会津若松市長の案内の下、鶴ヶ城(会津若松市)を訪れ、城を視察すると共に日本の伝統文化を体験しました。


会津若松市の鶴ヶ城を訪れた受賞者

大熊町立大熊中学校訪問

受賞者は大熊町立大熊中学校(会津若松市)を訪れ、生徒たちとの交流会が行われました。代表した生徒が通訳を介さず、英語で直接受賞者に質問を行い、受賞者も質問に対して丁寧に回答を行いました。交流会終了後には、生徒の皆さんと学校給食を食べ、日本の学校文化を体験しました。


生徒代表が通訳を介さず、英語で質問を行い、受賞者が回答している様子
(写真提供:大熊町立大熊中学校)


コウティーノ博士を歓迎する横断幕(写真左)と見送りの生徒たちと受賞者夫妻

野口英世青春広場にて野口英世博士の銅像へ献花

野口英世青春広場(会津若松市)を訪れた第2回野口英世アフリカ賞受賞者は野口英世顕彰会の方々をはじめとする関係者の方々と共に、野口英世博士の銅像に献花を行いました。


野口英世博士の銅像に献花するピオット博士夫妻(写真左)と野口博士の銅像と献花後のピオット博士とコウティーノ博士(写真右)

旧会陽医院視察

受賞者は野口英世青春広場で献花を行った後、野口英世青春通りを歩き、旧会陽医院を視察しました。

会陽医院は野口英世博士が1歳の時火傷を負った手を、院長である渡部鼎医師が手術した場所であり、その手術に感動した野口博士が高等小学校卒業後、医学書生として3年間住み込んだ場所であります。野口博士は会陽医院にいる間、医師になるために辞書を片手に沢山の専門書を読み医学について学びました。東京から歯科診療のために会津若松に訪れていた血脇守之助先生は、その熱心な姿に目を留め、若き日の野口博士に上京した際の協力を約束し、後に血脇先生は野口博士にとって生涯の恩師となりました。

旧会陽医院を見学
旧会陽医院を見学するピオット博士とコウティーノ博士(写真左)

嘉永蔵視察

野口英世博士の弟・清三が働き、母・シカも行商の帰りにも立ち寄った、末廣酒造の嘉永蔵を視察しました。嘉永蔵には野口博士ゆかりの資料や品々が展示され、受賞者も説明を受けました。

嘉永蔵視察
酒造と野口英世博士の一家とのつながりについて説明を受ける受賞者

会津医療センター訪問

福島県立医科大学 会津医療センターは、診察、教育、研究の機能を備えつつ、会津地域の医療を支える存在として、2013年の5月に設立されました。センターを訪れた受賞者は、鈴木啓二 病院長より説明を受け、設備を見学しました。

会津医療センター訪問の様子会津医療センター訪問の様子
会津医療センター関係者と意見交換する受賞者(写真左)と会津医療センター内を見学する受賞者(写真右)