第1回 新開発食品調査部会 新開発食品評価第二調査会 議事要旨

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日時

2010年2月25日(木)14:00~16:50

場所

消費者委員会大会議室1

出席者

饗場委員、岩崎委員、門脇委員、真田委員、清水委員、鈴木委員、森田委員、山田委員、和田委員、参考人6名
消費者庁食品表示課
消費者委員会事務局

議事要旨

以下の品目について、申請資料等に基づき、安全性及び効果の調査審議を行った。

(1)アスタリールi(富士化学工業株式会社)、アスタキサンチン冴(株式会社エバーライフ)
〔アスタキサンチンを関与成分とし、パソコンなどの使用で眼のピント合わせのための調節力が低下した方に適する旨を保健の用途とする食品(ソフトカプセル)〕
 有効性試験、過剰摂取時の安全性、1日摂取目安量当たりの関与成分量の設定、関与成分の作用機序及び表示方法に関する指摘がなされ、継続審議することとされた。

(2)キシリトール オーラテクトガム<クリアミント>、キシリトール オーラテクトガム<スペアミント>(株式会社ロッテ)
〔マクロカルパールC (ユーカリ抽出物由来)を関与成分とし、歯垢の生成を抑え、歯ぐきを健康にする旨を保健の用途とする食品(チューインガム)〕
 有効性試験及び関与成分の含有量に関する指摘がなされ、今後、回答内容を確認の上、調査会として了承することとされた。

(3)明治ミルクでリカルデント(明治乳業株式会社)
〔カゼインホスホペプチド非結晶リン酸カルシウム(CPP-ACP)を関与成分とし、歯の脱灰部分の再石灰化を増強し、歯を丈夫で健康にする旨を保健の用途とする食品(乳飲料)〕
 有効性試験及び表示見本等に関する指摘がなされ、今後、回答内容を確認の上、調査会として了承することとされた。

(4)ポスカ <クリアミント>、ポスカ <ライチカモミール>(江崎グリコ株式会社)
〔リン酸化オリゴ糖カルシウムをを関与成分とし、カルシウムイオンが歯に浸透しやすい口内環境に整え、初期むし歯(初期う蝕)の原因である脱灰をおさえ、再石灰化と再結晶化を促し、丈夫で硬い健康な歯を保つ旨を保健の用途とする食品(チューインガム)〕
 許可を受けようとする表示の内容および有効性試験に関する指摘がなされ、継続審議することとされた。

その他

・新開発食品調査部会設置・運営規程第6条第2項に基づき、個別品目の審査内容が許可申請を行っている事業者の権利または利益を侵害するおそれがあるため、非公開で開催された。
・利益相反については、(4)の品目で申し合わせの2.に委員1名が該当した。(1)~(3)の品目で該当する委員はいなかった。