ウェレ博士は京都で行われたSTSフォーラムへ参加しました。
フォーラム2日目の10月3日、ウェレ博士は感染症に関する分科会でアフリカの感染症とコミュニティーレベルの医療活動の重要性について講演をしました。以下その要旨です。
【講演名】
コミュニティーにおける健康戦略を通じた、感染症とその他の伝染病の管理について
サハラ砂漠以南のアフリカ(サブサハラアフリカ)の状況
世界では多くの人が貧困の中、先進的な医療を受けられない環境で生活をしています。
マラリアの死者の9割以上は、サハラ砂漠以南のアフリカで亡くなっています。その人口はおよそ100万人と言われ、そのほとんどが5歳以下の子供達です。これは30秒に1人のアフリカの子供がマラリアで亡くなっている、とユニセフのレポートで報告される程の数です。
マラリアの他にも結核、HIV/エイズ、熱帯地域特有の感染症が、アフリカの人々の健康を害している状況です。しかしながら多くの人が、清潔な飲料水や、住環境が手に入れにくい環境の中、生活をしています。特に子供達やその母親である女性達が、不衛生な環境で生活をしている事が、感染症の問題に対して大きな脅威となっているのです。
コミュニティーレベルでの医療活動の重要性
このような状況の中、人々が生活をしているコミュニティーを基礎とした医療活動を推進している所は一定の成果を上げています。
コミュニティーレベルの医療活動を通じて、都会の先進的な医療施設から遠く離れた場所で生活している人々へ、適切な医療や、健康増進、感染症予防のための活動を提供する事が可能です。特に母子手帳は、女性の妊娠と出産、そして幼児の健康の問題を改善しています。