【主催:横浜市長浜ホール 5月25日(土)】講演 野口博士ゆかりの細菌検査室 保存運動18年~ それは一人の女性の決意からであった ~[イベントは終了しました]

 講演会チラシ

 2013年5月25日(土)横浜市長浜ホールにて、小暮葉満子 野口英世細菌検査室保存会顧問による講演会、「野口英世ゆかりの細菌検査室 保存運動18年」が開催されます。小暮顧問が呼びかけ人となり、1979年より18年間にかけて行われた、野口博士ゆかりの細菌検査室の保存活動に関する講演会です。保存活動に関する話の他にも、かつての検疫所や細菌検査室の貴重な写真の公開、野口博士を知る方々のエピソードについても語られる予定です。是非講演会へ足を運んで下さい。

講演会について

日時:5月25日(土) 午後2:00~4:00
場所:横浜市長浜ホール
(〒236-0011横浜市金沢区長浜114-4長浜野口記念公園内 京浜急行「能見台」駅下車、徒歩15分、または金沢シーサイドライン「幸浦」駅下車徒歩15分)
演題:野口博士ゆかりの細菌検査室
入場無料

参加方法

長浜ホールへ電話、FAX、Eメール、窓口でお申込み下さい。

電話:045-782-7371
FAX:045-782-7389

講演者プロフィール

小暮葉満子 野口英世細菌検査室保存会 顧問

 1933年横浜生まれ。

 1979年野口博士が横浜で勤めていた細菌検査室の保存を提唱し、「野口英世博士ゆかりの細菌検査室保存をすすめる会」を組織、中心的役割を果たす。活動の記録である機関紙「ながはま」を発刊、市民に保存運動の輪を広げる一方、報道機関を媒体として広く保存活動を展開。18年間の懸命な保存運動により、1997年5月22日、横浜市により「長浜・野口記念公園」が開園し、取り壊しが予定されていた野口博士ゆかりの細菌検査室の保存・公開を実現。その後も「ながはま」の合本(上・下)、「今ふたたび野口英世」(2000年5月)、「野口英世‐21世紀に生きる」(2004年7月)の編集と発刊を行った。

 野口英世アフリカ賞インタビュー  野口英世博士と横浜 ~ 野口博士ゆかりの細菌検査室保存活動 ~ 小暮 葉満子 野口英世細菌検査室保存会 顧問もご覧ください。

細菌検査室について

 横浜市金沢区長浜には、野口英世博士ゆかりの細菌検査室があります。1899年、当時22歳の野口博士は5月から9月というわずか5か月の間ではありましたが、横浜海港検疫所の検疫医官補として勤務し、ペスト患者を発見する活躍をしました。この建物は、日本に現存する唯一の野口博士ゆかりの研究施設です。その後、ペスト国際予防委員会の一員として中国へ派遣されました。この地が海外へ飛躍するスタート地点となりました。細菌検査室は検疫所の施設の一つとして1895年に建設され、野口博士が勤務していた当時が偲ばれます。

 時は流れて1979年の夏、横浜在住の小暮葉満子さんが家族と福島県猪苗代町の野口英世記念館を訪れた時の感動を胸に、地元横浜の細菌検査室の保存活動を開始、1997年に細菌検査室や長浜ホールを含めた一帯が野口記念公園として開園しました。

   
現在の細菌検査室(写真左)と、2008年に細菌検査室を訪れた、第1回野口英世アフリカ賞受賞者である、グリーンウッド博士夫妻とミリアム・ウェレ博士夫妻(写真右)