平井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和元年8月27日

(令和元年8月27日(火) 10:53~10:56  於:中央合同庁舎第8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨


 私からは1件だけです。
 昨日のJAXAの相模原キャンパス視察についての報告ということになります。
 JAXAの相模原キャンパスに、宇宙科学研究所(ISAS)があるんですが、前身の東京大学航空宇宙研究所が、1970年に日本初の人工衛星打ち上げに成功して、これは世界で4番目だったんですが、宇宙への進出を果たした歴史的な意味を持つ宇宙機関というふうに思います。
 今回は、先般、小惑星「リュウグウ」へのタッチダウンに成功した「はやぶさ2」の管制室や、持ち帰る試料の受け入れ設備等を視察させていただきました。そして、JAXAが現在取り組んでいる最先端のプロジェクトのお話を伺いました。
 こうしたJAXAが世界に誇る技術や人材も含めた総合力も最大限に活かして、日本が宇宙開発の老舗として、今後とも世界をリードしていけるように、科学技術基盤の強化にしっかり取り組んでいきたいというふうに思います。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)大臣は以前ムーンショットの研究開発について、AMEDと農研機構に基金を創設するという発言をされているんですけれども、これらについては概算要求に盛り込むお考えなのでしょうか。
(答)ムーンショット型研究開発制度については、7月末に開催された有識者によるビジョナリー会議において、目指すべき未来像と目標例についての提言がとりまとめられ、その中に健康・医療及び農林水産分野に係るものの必要性が指摘されていました。
 そのため、それらの目標を実現するために、関連予算の措置に関して、現在、検討を進めているということでございます。
 健康・医療分野については、内閣官房健康・医療戦略室のもと、厚生労働省、経済産業省、文部科学省の3省が協力して、健康・医療分野のムーンショット型の研究開発事業を行うべく、令和2年度のAMED向け補助金として概算要求に盛り込む方向で今、検討をしているということです。
 また、農林水産分野は、農林水産省において検討していただいております。
 引き続き、関係府省と連携して、施策の充実及びムーンショット型研究開発制度の着実な推進に努めてまいりたいということですが、私自身の気持ちとしては同じだと。ただ、これから検討をするということであります。

(以上)