平井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年11月2日

(平成30年11月2日(金) 8:35~8:39  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 おはようございます。
 私の方からは、まず宇宙政策担当の大臣としての御報告です。
 昨日、世界最高精度の正確な位置情報を提供する日本の準天頂衛星システム「みちびき」がサービスを開始するという記念式典をやりました。安倍総理にも御出席いただき、祝辞を頂き、また、関係者の皆様にも大勢参加をいただきました。ありがとうございました。
 「みちびき」が提供する世界最先端のセンチメートル級の高精度測位信号は、本当に世の中を変えていく可能性があるというふうに思います。既に民間の利活用も始まっておりまして、交通分野、農業、インフラ管理、保険金融、いろんなサービスとのこれから組合せによって、新しい事業モデルが次々に生まれると思います。
 次の時代のインフラになることは間違いないというふうに思っておりまして、引き続き準天頂衛星システムの利活用が促進されるように、官民連携して、しっかりと取り組んでいきたいと思います。
 もう一つは、今日ですが、「第1回港湾の電子化(サイバーポート)推進委員会」を開催することになっております。予算委員会で私は出席はかないませんが、ビデオメッセージを寄せさせていただいておりますが、これは官民データ活用推進基本計画実行委員会のもとに、新たに「港湾の電子化推進委員会」を設けました。
 この委員会は、港湾関係者の情報連携によって生産性向上を目指して、2020年までの「港湾関連データ連携基盤」構築に向けた議論を開始するところであります。政府主導の下、官民関係者が一致して、港湾の電子化を強力に推進して、情報の利活用を促進することで、世界最高水準の生産性を有する港湾物流の実現を目指していこうというふうに考えております。
 詳細につきましては、IT総合戦略室にお問い合わせいただければと思います。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)共同通信の須江と申します。
 宇宙で、昨日、ソユーズ宇宙船の事故の結果についてと運行再開が出たんですけれども、改めて受け止めと、あと、日本への、日本宇宙飛行士の飛行への影響等、見通しなどありましたらお聞かせください。
(答)昨日、ソユーズロケットの打ち上げ実施国であるロシアより、打ち上げ失敗の原因究明の結果並びに国際宇宙ステーションに向けた有人飛行の再開日を発表されたと聞いています。それが12月3日にこれは前倒しされたということで、当初よりもいろいろなスケジュールへの影響は少ないのではないかというふうに思います。
 引き続き、ISSの安全かつ効率的な運用について、関係各国と密接な連携を図っていきたいというふうに考えております。

(以上)