片山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年10月12日

(平成30年10月12日(金) 11:29~11:41  於:中央合同庁舎8号館1階S106会見室)

1.発言要旨


 13日土曜日の鳥取県の出張について申し上げます。
 明日10月13日土曜日、地域における意欲ある取組や地域のニーズなどを把握し、今後の地方創生に関する取組に生かすべく、地方創生担当大臣に就任して初の出張として、鳥取県の鳥取市と岩美町を視察する予定でございます。
 地方創生の現場を視察するということの他に、平井知事を始めといたしまして、地元の経済界の方々との意見交換会なども予定をしております。
 詳細につきましては、まち・ひと・しごと創生本部の事務局にお問合せください。

2.質疑応答

(問)先日お話があったスーパーシティ構想なんですけれども、その後、私的懇談会のメンバーとか開催時期について何か決まったことはありますでしょうか。
(答)スーパーシティにつきましては、早急に私的懇談会を立ち上げるために、まさに今、有識者の候補の選定や事務局の体制強化などを事務方に指示して、事務方が一生懸命やっているところでございます。
(問)この間発表されて以降、自治体とか事業者の方から何か反応とかあったという話は耳に入っていますか。
(答)反応はものすごくありまして、まず昨日、増田寛也氏が座長の、地域魅力創造有識者会議がございまして、そこに初めて高島福岡市長(「高」は正しくは「はしごだか」)が来られて、私、委員の方全員に御挨拶に回りましたところ、市長の方から、まさに我々が取り組もうとしていることが報道されているベースではスーパーシティに非常に近いので、是非手を挙げたいということで、「スーパーシティ構想の実現に向けて」という紙まで頂きました。他にも公式、非公式に、それ良いじゃないみたいなお話を自治体のトップとか、そういう改革の政策提言をされている方からは頂いております。
(問)鳥取の出張に関連しまして、初めての出張に鳥取を選ばれた理由を教えてください。
(答)実は私、政調会長代理を2年しておりますが、いろいろな地域おこしの団体から講演を頼まれるんですが、今年度、政治的な事業年度が7月か8月から始まるとすると、その社会保障と地域の自立みたいな形で日本JCさんが全国展開の講演会をされて、それの講師をできるだけやってくれというお話があって、既に政調会長代理として大阪で1回やっているんですが、その鳥取をやることが決まっておりました。その場でまさに鳥取の首長さんと地方創生についても、じゃ意見交換をパネルでやろうということになっていたら、その後に私がこの担務を頂いて大臣になりましたので、一番本当に地方創生の様々な分野にお詳しい知事のお一人である平井知事もいらっしゃるし、後からも、せっかく来られるならということで、うわっとこう広がったということでございます。
(問)学童保育の改革についてお伺いしたいんですけれども、現在、学童保育の待機児童が全国に約1万7,000人ぐらい居て、大臣御担当の内閣府の地方分権改革推進室にその受皿拡大の、例えば職員の配置基準の緩和ですとか、そういう要望が多く寄せられているかと思うんですけれども、一方で、基準の緩和をすることで保育の質の低下を懸念する声もあって、この学童保育の基準緩和の是非について、大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)まさに本日、規制改革推進会議が開催されまして、この第3期の重点事項の決定を頂いたわけでございます。総理も御出席です。
 もう大田議長が会見をされたと思いますが、特出しされているものの中に学童保育が入っておりまして、その学童保育対策としての放課後児童クラブの学校内設置促進のための改革など含めていろいろ出てきておりまして、まさにこれが大きなテーマになっています。総理の方からは、そこだけではないけれども、スピード感を持った議論をしていただいて、安倍内閣の成長戦略の中核としてというお話がありましたし、私も気持ちは全く同じでございますが、ただ、各論はこれから議論するものですから、まだちょっとそこまでは。
(問)基準緩和することで、保育の質の低下という懸念はないでしょうか。
(答)それは、まさに話し合われているいろいろな場でそういう問題は当然出てくると思うので、質の低下を伴わずに何とかできるだけその学童保育の促進ができればということではないかなと思っております。
(問)靖国神社参拝についてお伺いします。大臣は、2014年の元日に一度参拝されていますけれども、来週行われる秋の例大祭の期間中は参拝する御予定はございますでしょうか。
(答)私はみんなで靖国神社に参拝する会のメンバー議員ではございませんので、例大祭に参拝したことはないです。お正月にお寄りしたことがあるだけでございますので、今回もないと思います。
(問)今回の鳥取出張のことでお伺いしたいんですけれども、鳥取砂丘などを視察地に選んでいらっしゃると思うんですが、こういう場所を視察される理由をちょっとお伺いしたいのと、大臣、また更に福井県鯖江市も今後訪問されると思うのですが、これも政調会長代理のときに既にもうお約束をされている件だと思いますけれども、これも公務として位置付けて、福井県の様子もご覧になりに行かれるのか、2点お伺いできますでしょうか。
(答)まず最初の御質問につきましては、鳥取砂丘については、国内最大級の砂丘という資源を正に鳥取県が御活用されて、パラグライダー、ファットバイク、砂丘ヨガ等の新たなアクティビティを提供する取組が広がっていて、ポケモンのイベントは3日間で12万人が来られたということで、その御説明をもって、是非鳥取県の方がそこで更なるステップアップをしたいので御説明したいということでございました。
 他の立ち寄り地も全部そうでございます。こちらからの指定はないです。
 それから、福井県につきましては、昨日も副知事にお会いして、知事からも、多分、私がいない間にお名刺を置いていただいたりしたんですが、今回の時間スケジュールでは無理なので、今回は講演だけですから公務になりません。ただ、福井の方ではまた別途、ちょっと鳥取並みのスケジュールを組んで、是非お見せしたいというお話が昨日副知事からはありましたけど、あの日程では夜の平日なのでできないということでございます。
(問)鳥取県と同様に、今おっしゃいましたけれども、各県、各地方をこれから精力的に回っていくというお考えもおありということですか。
(答)ええ。既に幾つかの県あるいは市からは、是非というお話がありまして、ただし、国会が始まりましたら国会最優先ですが、土日は、今までに入れてしまった党務、政務がなければ、できるだけそういったところに伺いたいという方向で、直接連絡を取っている知事、市長が多くいらっしゃるもんですから、携帯で。もうすごい数来ております。あとはもうとにかくできるだけ、総理にも、とにかく現場にと言われていますので、頑張ります。
(問)先日、一部報道で、大臣の政治団体についての報道が出ました。借入金を残したままの解散ということでの報道でしたが、この経緯について説明いただけたらと思います。
(答)お答えをしたとおりなんですけれども、平成22年に私が全国区の参議院選挙に転じるときぐらいに、自民党の大先輩、閣僚経験者の大先輩からの御紹介で、こういう方が後援会を作ってくれるからというお話でありましたんですが、後援会ができた日にちかどうかというのも私は認識しないぐらいに、その選挙が始まるときにはもう一切の後援を頂かない関係になっておりました。その後お付き合いはなく、後援会活動がない以上は、後援会の解散をお願いしたいということを、たしか2012年ぐらいに秘書を通じて伝えて、12年だか13年だかにたしか解散されていると思います。
 その経理だとか収支報告書とか運営について、私どもの事務所は一切関与していないので、これ以上のことは分かりかねるということです。
(問)この代表者の方とは、選挙の関連で何か関係があったということは一切ない、選挙を通じての関係があったことは一切ないという認識でよろしいですか。
(答)はい。当時のことを覚えている選挙に関わった者が、もう議員になっている者がいて、おぼろげな記憶をたどって聞いたんですけど、私は東京の方に正式な事務所があって、浜松でも当然、元衆議院議員だったんで、そちらの方にも拠点があったんですが、どちらにも選挙期間中来られていないということだと思います。

(以上)