山本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年10月23日

(平成30年10月23日(火) 11:07~11:13  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。
 今日は私の方からは、特に発言はございませんので、よろしくお願いします。

2.質疑応答

(問)TBSテレビの松井と申します。
 大臣、昨日被災地の方の視察に行かれたと伺いました。現地でどのようなものを御覧になられてきたか、あとどのようなことをお感じになられたかお聞かせいただければと思います。
(答)先週の17日に北海道に行ってまいりましたけれども、今度の日曜、月曜で、西日本豪雨で大きな被害を受けた岡山県、愛媛県、そして広島県、3県を訪問してまいりました。
 岡山県は、真備町で大変な水害に襲われたその現場を目の当たりにしてまいりましたし、また愛媛県では、いわゆる大洲の三善地区というそういう自治会があるんですけれども、そこで先進的な避難に向けての取組をしている、その地域の住民の皆さん方との懇談をさせていただきました。
 さらに、広島に入りまして、これはもう土砂崩れがすさまじいところがたくさんございまして、そういったところの現場を数か所見せていただいて、各県知事さん、あるいはまた市長さんを始め首長さんとの意見交換もしつらえてまいりました。
 私も被災地、愛媛でありましたので、現場はたくさん見ておりましたけれども、岡山でも、あるいはまた広島でもやはりその現場の前に立つと、災害の恐ろしさであったり、あるいはまた規模の大きさというものを改めて垣間見ることができました。
 首長さんとの意見交換もしたのでありますけれども、やはり一番多く出たのは、国やあるいはまた県、あるいは市町村から出る災害に関する情報、これがどのぐらい適切に住民の皆さん方に伝わって、そのことが避難に結びついたかと、このことについての検証が非常に大切だということ、これは我々もずっとその話をしてきているわけでありますけれども、その点は各自治体の皆さん方、大変関心をお持ちでございまして、こちらでも今ワーキンググループでいろいろ議論している最中でありますけれども、そういった各地方の現場現場の声もしっかり吸収して、そしてこれ一緒にその対策を講じていくための努力をすることが極めて重要だなということを感じました。
 それともう一点は、やはり復旧・復興に向けて様々な予算措置というのが当然求められているところでありますけれども、一番うれしかったのは、やはりそれぞれの各県から政府の対応がものすごく早かったと。もちろん、これはプッシュ型ということもあるんですけれども、そういった意味で本来なら結構国に対して文句を言いながらということが間々あるんですけれども、この災害対応については、非常に国に対しての信頼感をお持ちになっていただいておるし、現に復旧・復興に向けての対応、これがものすごく早いということでのねぎらいの言葉を各県からいただきました。
 したがって、我々としてはその声に今度は応じて、新たに予算措置をしっかり、これ24日から臨時国会始まりますから、その中で補正予算を仕上げて、そして各地域の復旧・復興、そして住民の皆さん方の生活が一刻も早く元に近い状態に戻るような、そんな対応策を講じていかなければならないと改めて感じたところでございます。
(問)NHKの南です。よろしくお願いします。
 今、お言葉あったと思うんですけれども、国会に向けて大臣、所管範囲が広いと思うんですが、どういったことが焦点になりそうだとか、あるいは特に防災についてはどういうところを説明を尽くしていきたいかという、今とお話しかぶるところがあると思うんですが、お聞かせ願えればと思います。
(答)かなりかぶりますけれども、総理の記者会見でも出ておりましたけれども、やはり今回のこのような大きな災害があるというようなこともありまして、防災ということに重きを置いて、対応していきたいという記者会見ございました。
 そして、また今回の予算ですけれども、9,356億という予算、これほとんどが災害対応と復旧・復興へということであります。そういった意味では、国民の安心・安全をどういうふうにして守っていくのかということをしっかりと住民の皆さん、国民の皆さんと共有しながら、なおかつやるべきことはしっかりと早くにやっていくということを私どももアピールしてまいりたいと思いますし、それからいろんな論戦でも、皆さんそれぞれふるさとお持ちですから、その惨状というのをいろんな質問もあるんだろうと思いますけれども、真摯に受け止めながら、しっかりと議論していきたいと思っています。

(以上)