トルコ共和国及びドイツ連邦共和国への出張

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アルトゥンアルドゥズ産業・貿易・エネルギー・天然資源・IT 委員会委員長と会談した福井大臣
写真2
シェケル公共事業・建設・運輸・観光委員会副委員との会談の様子
写真3
ヤルチュン外務次官と会談した福井大臣
写真4
バク青年スポーツ大臣との会談の様子
写真5
イスタンブール船舶交通管制施設で説明を受ける福井大臣
写真6
ヘンゼルドイツ連邦リスク評価研究所所長と会談した福井大臣

 平成30年4月29日(日)から5月5日(土)まで、福井特命担当大臣(海洋政策・消費者及び食品安全)はトルコ共和国及びドイツ連邦共和国に出張しました。
 トルコにおいて、大臣は、トルコ議会のジア・アルトゥンアルドゥズ産業・貿易・天然資源・情報技術委員会委員長及びイルヤス・シェケル公共事業・建設・運輸・観光委員会副委員長並びにウミット・ヤルチュン外務省次官と会談し、海洋政策において「法の支配」と「科学的知見」が基本となることが国際社会において浸透していく意義について説明しつつ、共に海に囲まれた両国が、海洋政策についても協力していくことを確認しました。「法の支配」と「科学的知見」の重要性を国際社会に広めていくことは、現在策定中の次期海洋基本計画においても政府の取組として掲げる考えであり、今回の訪問は、それを実践するものとなりました。
 また、オスマン・アシュクン・バク青年スポーツ大臣との会談においては、自然災害の恐ろしさ、対策や教訓を次世代に伝えていくという観点から、津波対策での青年交流を進めていくことを確認しました。
 さらに、イスタンブール船舶交通管制施設を視察し、ボスポラス海峡通行船舶の交通の管理について理解を深め、今後の我が国の海上交通の安全に係る政策を進める上で参考とするとともに、兵庫県「人と防災未来センター」をモデルとしたブルサ防災館を視察し、地震・津波対策での両国の協力を強化していくことを確認しました。
 ドイツにおいて、大臣は、食品安全分野のリスク評価を担当する連邦政府機関であるドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)を訪問しました。BfRのアンドレアス・ヘンゼル所長との意見交換では、食品安全分野における国際協力が今後ますます重要となること、我が国の食品安全分野のリスク評価機関である食品安全委員会とBfRとの交流を一層進めていくことで一致しました。 また、BfRの業務概要の説明を受け、食品安全分野における科学的知見の重要性について理解を深めました。これは、今後の我が国の食品安全に係る政策を進める上で有益なものとなりました。