福井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年9月25日

(平成30年9月25日(火) 11:05~11:09  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.質疑応答

(問)共同通信、阪口です。
 先日なんですけれども、カリフォルニア州で使い捨てストロー、プラスチックのストローを禁止する州法が署名されて、来年の1月1日から実際に禁止が実施されることになったと思うんですけれども、日本でもこの5月に閣議決定された海洋基本計画の中で、海洋ごみとかプラスチック、マイクロプラスチックの話、かなり重点を込めて書いていらっしゃると思うんですけれども、この対応、世界的なこの動きとして、先進的な動きについて大臣として何か受け止めがありましたらお願いいたします。
(答)アメリカのカリフォルニア州で、レストランなどでのプラスチックストローの提供を禁止する法律が制定されたことは報道で承知しております。海洋ごみ問題は重要な課題でございます。第3期海洋基本計画の中でも、多様な主体の参画や連携の下、実態把握、回収処理、発生抑制対策、国際連携を総合的に推進していくことが必要と認識しております。
 現在、環境省を中心にプラスチック資源循環戦略の策定、そして、海岸漂着物等の処理の推進に関する基本方針の改正の二本柱の検討を進めているところでございます。
 そして、来年6月に日本で開催されますG20において、リデュース、リユース、リサイクルの3Rや廃棄物の適正処理に関する能力の向上などに関して、実効性のある取組の実現に向けた議論ができるように、環境省の方で準備していると承知しております。その中で、総合海洋政策本部の参与会議におきましても、本年7月、新たにプロジェクトチームを設置して、海洋プラスチックごみ対策に関して検討を進めているところでありまして、本年度内の取りまとめを目指して取り組んでまいりたいと存じているところでございます。
 いずれにしても、海洋政策担当大臣として非常に重要な問題だと認識しております。
(問)琉球新報の知念です。
 先週、菅官房長官が沖縄県を訪問されて選挙応援演説をされた際に、沖縄都市モノレール線、ゆいレール線の車両を今の2両から3両あるいは4両へ増やすということを検討するというお話がありましたが、沖縄振興を所管する大臣として受け止めを伺えればと思います。
(答)沖縄都市モノレール、ゆいレールにつきましては、現在、県民の皆様、そして、観光客の皆様の利用客の増加が続いております。今後も利用客の更なる増加が予想される中で、このモノレールの混雑対策、能力向上が極めて重要な課題と認識しております。このような状況を踏まえて、現在、沖縄都市モノレール株式会社において、ゆいレールの車両増等の能力増強について検討を進めているところと承知しております。
 沖縄振興を担当する立場としては、モノレール会社における検討を踏まえ、必要な支援を積極的に行ってまいりたいと存じているところでございます。
 また、個人的には、建設省都市交通調査室長や特定都市交通施設整備室課長補佐としてこの補助事業に関わり、非常に思い入れが強いので、車両を増加しなければならないというほど需要が伸びたことについては、大変うれしく存じております。

(以上)