福井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年8月7日

(平成30年8月7日(火) 10:16~10:19  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 海洋政策担当大臣といたしまして、本日から9日にかけまして福岡県北九州市、長崎県対馬市を訪問させていただきます。
 福岡県北九州市では、洋上風力発電設備の運転状況や港湾区域での取組などを視察する予定でございます。
 また、長崎県対馬市では、特定有人国境離島として雇用機会の拡充や観光振興等を促進する交付金事業に関する取組や航空自衛隊海栗島分屯基地などを視察する予定でございます。

2.質疑応答

(問)日本テレビですが、視察の狙いについてお願いいたします。
(答)内閣府では、海洋政策上の重要課題の一つとして、洋上風力発電等の海洋再生可能エネルギーの導入促進に取り組んでいるところでございます。今回、北九州沖の洋上風力発電所などを訪問いたしまして、実証事業で設置された洋上風力発電設備の運転状況や、先だって長期の占用ルールが整備されている港湾区域の制度の運用状況などを視察することといたしております。
 また、本年は有人国境離島法の施行2年目でございまして、同法に基づいた取組が各地でどのように進められているかを拝見させていただきたいと思っております。
 このため、有人国境離島法に基づく交付金による取組状況等、そして周辺領域の警戒監視を行ってくださっている航空自衛隊の海栗島分屯基地について視察して、今後の有人国境離島施策に活かしていきたいと思っているところでございます。
(問)テレビ朝日の柊と申します。
 間もなく15日、終戦の日を迎えます。そうした中で、靖国(神社)に関しての考え方です。大臣は参拝する(議員)連盟にも入っておりますけれども、靖国に対する考え方、そして今回この15日、どういうふうな形でお迎えになるんでしょうか。
(答)靖国に対しては、もちろん国のために命を落とされた英霊に対して尊崇の念を持っておりますし、心から安らかにお眠りをいただきたいと思っておりますけれども、大臣として今年靖国神社を参拝する予定はございません。
(問)時事通信の木田と申します。
 参拝はされないということですけど、玉串奉納などはされるんでしょうか。
(答)玉串奉納の予定もございません。
(問)共同通信です。
 ロシアの方ですね、北方領土の方にですね、軍を配備という話がありましたけれども、その受け止めををお願いいたします。
(答)1日にロシア軍が択捉島に戦闘機「スホイ」を試験・実戦配備したという報道については接しております。本件につきましては、3日、外交ルートを通じまして、本件が事実であるとすれば、これら諸島に対する我が国の立場と相容れませんので、遺憾であり、抗議すると申し入れたところでございます。
 こうした問題の根本的解決のためには、北方領土問題それ自体の解決が必要でございます。我が国としては、北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するという基本方針の下、外交交渉に粘り強く取り組んでいく考えでありまして、私も北方担当大臣の立場として、引き続きこのような外交交渉をしっかりと後押ししていく考えでございます。

(以上)