福井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年3月27日

(平成30年3月27日(火) 10:15~10:24  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.発言要旨


 三つ、冒頭発言がございます。
 まず、一つ目、本日の閣議におきまして、独立行政法人北方領土問題対策協会の次期理事長に、元財団法人NHKインターナショナル理事長の諸星衛氏を4月1日付けで任命することが了解されました。同協会には日露関係等の情勢変化を的確に見極めつつ、世論啓発の強化などで成果を上げていくことが求められており、諸星氏の手腕に期待したいと考えております。
 二つ目でございます。本日の閣議において、3月31日付けで任期満了となります独立行政法人国民生活センター理事長、松本恒雄氏を4月1日付けで再任することが了解されました。松本氏はこれまでの国民生活センターの運営に関する優れた実績に加え、消費者問題に関する中核的実施機関である国民生活センターのトップとして、消費者の安全・安心の確保のため、引き続き組織を牽引していくに最も適任な方であると考えております。
 三つ目でございます。お手元の資料のとおり、明後日3月29日、木曜日、都内におきまして「okinawa41フォトコンテスト」の表彰式を開催する予定でございます。このコンテストは沖縄の魅力を全国的に発信することを目的に、沖縄県下41市町村の皆様から特設サイトを通じて投稿写真を募集し、1月末から3月初めまでの一箇月強で、1,100件を超える御応募をいただいたところでございます。私も応募作品の幾つかを拝見いたしましたけれども、沖縄の日常を上手にうまく切り取ったもの、そして本土の人たちにはあまり知られていない風景など、素晴らしい作品が集まったと思っております。表彰式当日は、沖縄出身タレントのガレッジセールさんなど、審査委員の方々にも御出席いただき、優秀作品の発表のほか、私から最優秀賞として大臣賞を授与する予定でございます。詳細につきましては、事務方にお問合せをよろしくお願い申し上げます。

2.質疑応答

(問)NHKの佐久間でございます。
 海洋基本計画の政府案なんですけれども、間もなく閣議決定をするようなスケジュールかとは思いますけれども、本部決定、閣議決定のスケジュール等、今のスケジュール感を教えてください。
(答)政府といたしましては、本年4月にも閣議決定をすることを目指して、次期海洋基本計画の決定に向けた検討を現在行っている最中でございます。その内容につきましては、現在検討中でございますので、説明を差し控えさせていただきます。
(問)朝日新聞の永田です。
 大臣、先日、根室に訪問された際に、行政関係者の方との懇談の場で、色丹島について昭和8年まで斜古丹島だったというふうな発言があったと思うんですけれども、これについて一部事実誤認ではないかというような指摘もありますけども、大臣の御見解を再度お伺いしてよろしいですか。
(答)今、御指摘のように25日、地元自治体関係者並びに関係団体の皆様などとの懇談の場におきまして、昭和8年まで斜古丹村と呼ばれていたと言うべきところを、斜古丹島と言い間違えてしまいました。
 事実関係をもう一度整理させていただきますと、大正12年の4月に村の名前を斜古丹村とするということになってございますが、昭和8年10月に斜古丹村を色丹村と改称をしてございますので、本来なら昭和8年まで斜古丹村と呼ばれていたと御説明すべきところを、斜古丹島と誤って申し上げてしまいました。それが事実関係でございます。
 就任会見時と重ねての言い間違いでございますので、元島民の皆様、北海道の皆様、国民の皆様、関係の皆様に対しまして、改めて深くおわびを申し上げさせていただきたいと思います。北方対策担当大臣として緊張感を持って、より気を引き締めて職務に専念させていただきたいと思っている次第でございます。
(問)共同通信の中田です。
 今現在、佐川元国税庁長官の証人喚問が国会で行われております。大臣として期待されることと、どういったことが明らかにされるべきかというのを伺えればと思います。
(答)国会の運営については、私の立場から申し述べることはできませんけれども、今日、衆・参(予算委)で証人喚問が行われることは承知させていただいております。いずれにしても、財務省の調査並びに行政としての信頼を回復する全ての省庁の作業について、国民に説明責任を果たすように司司で頑張っていただくように、そして私どもも行政の信頼性を確保するように、今後とも頑張っていく所存でございます。
(問)沖縄タイムスの上地です。
 沖縄の北部の市町村長の方から、沖縄北部の基幹病院についての御要請を受けられていると思いますが、内閣府としてどのように支援していくのかというお考えをお聞かせください。
(答)北部地域におきましては、安定的な医療提供体制を確保することは大変重要な課題と認識をしてございます。昨日も、沖縄北部市町村会等の御要請を受けました。現在、県立北部病院と北部地区医師会病院の統合につきまして、沖縄県と北部地区医師会病院、北部12市町村等の関係者が集まりまして、基本的な合意の形成に向けて協議をしているものと承知しております。内閣府としては、この協議が進められ、関係者間で基本的な合意が形成されることを期待しております。
 協議の結果、基幹病院が整備されることになった場合には、沖縄県等との関係者とよく相談しながら、内閣府としても必要な支援を行ってまいりたいと思っている所存でございます。
(問)産経新聞の今仲と申します。
 大臣、確認なんですが、斜古丹島と言ってしまった件なんですけど、これは単純に言い間違えたのか、それとも事前に秘書官とか事務方とか情報をもらったときに、そこで斜古丹島となっていたのか、それとも単純に大臣が言い間違えてしまったのか、どちらでしょう。
(答)単純と言ったらミスの大きさが表現できませんけれども、純粋なミスでございます。ほかの情報は一切ございません。

(以上)