茂木内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年9月21日

(平成30年9月21日(金) 10:25~10:30  於:中央合同庁舎第8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

  近々御報告すると言っておりました私とライトハイザー通商代表との日米通商協議の第2回の閣僚会合を、米国時間の9月24日月曜日午後に、アメリカ・ニューヨークで開催することになりました。
 時間は、夕方の17時半ごろ開始の予定であります。
 先月行われました第1回の協議では、日米双方の立場の相違を埋め、日米貿易を促進させるための方策を探求することで一致をいたしております。
 今回の協議においても、信頼関係に基づき日米双方の利益となるいい結果を出し、その後の日米首脳会談につなげられるよう、また全力で取り組んでいきたいと思っております。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)今のお話に関連しまして、新たな日米の貿易協議の第2回会合の日程が決まったということで、課題としてアメリカが検討している輸入車への関税など課題もございますけれども、改めまして茂木大臣が臨まれる意気込みを教えていただいてもよろしいでしょうか。
(答)第1回目の会合で、日米の立場がどうであるかとこれに対する理解も深まりましたし、同時に共通認識も確立することができたと。そういったものをベースにして、日米双方の利益となる、まさにwin-winの関係をどう築いていくか、こういうことを基本に考えたいと思っております。
(問)先ほどもお話が出ましたけれども、アメリカ側は232の発動をちらつかせつつ、日本に対しては牛肉市場の開放を求めているようで、関係者は不安視しています。
 FFRの交渉の結果、農業に影響が及ぶような事態にはならないのか、FTA交渉のスタートとなる可能性はないのか、改めて大臣のお考えをお願いいたします。
(答)例えば232をちらつかせて、何とかの分野でといったうな、私はそのような協議は、少なくともライトハイザー通商代表との間で行っておりません。
 また、農業についての日本の立場というのは一貫しておりますし、御懸念のような具体の話が進むことも想定いたしておりません。
(問)昨日の自民党総裁選の関係でお伺いしたいんですけれども、結果についての受け止めを教えていただけますでしょうか。
(答)昨日の自民党の総裁選、安倍総理が国会議員票と地方票を合わせて、全体では総数の7割近い票を獲得して総裁に3選をされたと。
 私も様々な総裁選をこれまで経験しておりますが、7割の得票というのは極めて高い得票ではないかなと、こんなふうに考えております。
 日本経済の再生と世界をリードする外交、これに全力で取り組んできた安倍政権の政策運営、これが評価された結果だと受け止めております。
 もちろん選挙の結果でありますから、常に謙虚に受け止めなければいけないとこんなふうに思っておりますが、同時に国内外の重要課題に直面する日本にあって、安倍総理のリーダーシップのもと、一つ一つ政策を実現して、これからも国民の皆さんの期待にしっかりと応えていきたいと思っております。

(以上)