茂木内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年2月9日

(平成30年2月9日(金) 8:46~8:49  於:官邸エントランスホール)

1.発言要旨

 特になし

2.質疑応答

(問)景気についてお伺いしたいのですけれども、昨日発表された景気ウォッチャーでも現状判断指数、4ポイントと大きく下がっています。また、ニューヨーク・ダウも1,000ドル、大きく下げて終わっていますが、日本経済への影響を懸念されていますが、大臣は今後の先行き、どのように御覧になっていますか。
(答)昨日の景気ウォッチャー調査、確かにマイナスの4ポイントという形で下がっておりますけど、その要因を分析してみますと、回答者のコメントの中で、大雪とか寒波などによる来客数の減少であったり、更には天候不順によります野菜価格の上昇といった一時的と考えられる要因が主な理由となっております。日本経済の基調としては、景気は緩やかに回復をし、消費も持ち直しているとの認識に変わりはありません。
 もちろん金融資本市場の動向については、それが実体経済にどういう影響を与えるか注視をしていきたいと思っております。株価の動きにつきましても、動き自体、様々な要因によって変動するものでありますが、日本経済、更にはアメリカ、ヨーロッパの現在の経済、ファンダメンタルズはしっかりしていると、このように思っています。
(問)ニューヨーク株が引き続き下落しているのですけども、これ、将来の金融市場の不確実性が増したと見るべきなのか、一時的な調整と見るべきなのか、ちょっとその点を。
(答)もう少し様子を見たいと思っています。
(問)TPPのことでお伺いしたいのですけれども、先日、ペンス副大統領がいらっしゃって、麻生さんとお話されたのですけれども、一部報道ではTPPのことも話したのではないかということがありましたけども、実際、TPPのことをお話しされたような報告を受けているのかということと、また、USTRなどから、また再交渉の要請などは来ているかどうか、教えてください。
(答)先日の麻生副総理、それからペンス副大統領の会談におきましては、アジア太平洋地域の平和、安定、更には自由の基礎として日米同盟、このもとでしっかり経済関係も強化をしていくということが重要だという共通認識にして話が行われたと思っております。そして、一般論としてTPPの話も出たということでありますけれど、TPPを再交渉する、こういう話にはなっていない、こういう話は出ていない、このように聞いております。
(問)すみません、マーケットの話なのですけれども、今日の日本市場に与える影響も、マーケット、懸念されるかと思うのですが、大臣、どう思われますか。
(答)市場、まだ開いておりませんから。
(問)春闘に与えるマーケットの影響ですね。賃上げに影響あり得るかどうか、その辺はどうお考えですか。
(答)少なくとも、今日の市場はまだ開いていませんから。

(以上)