茂木内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年1月26日

(平成30年1月26日(金) 9:41~9:45  於:官邸エントランスホール)

1.発言要旨

 特になし

2.質疑応答

(問)TPPについてアメリカのトランプ大統領は、TPP復活の意向を示しましたが、それについての受け止めと、再協議に向けた動きがあればお願いします。
(答)トランプ大統領、条件付でありますが、「I would do TPP」と、更には「I would be open to TPP」と、こういう発言をしてることは承知をいたしております。
 今週の23日にTPP11、最終決着いたしましたが、TPP11の早期発効が、米国のTPP復帰を促すことにつながるというのが、11か国の共通の期待でありまして、トランプ大統領がTPPの意義について踏み込んだ、認めてくれたと、こういうことについては歓迎したいと思っております。TPPの合意のインパクト、非常に大きかったのだなと、改めて感じてるところであります。
 署名日も3月の8日に決まったわけでありまして、日本としてはまず11か国でのTPPの早期署名、そして発効を目指していきたい。そして米国に対しても、このTPPの意味合い、更には今、グローバル化、更には技術革新、これが一番進んでいるのは米国でありますから、TPPがアメリカの経済、雇用にも大きなプラスをもたらすことになる、こういったことを改めて訴えかけ、その上でまた話をしていきたいと思います。
(問)閣議の前にといいますか、冒頭撮りしてたときに、総理が何かその件でお話しになられたというような、どういったお話だったのですか。
(答)発言したようだね、ということでした。
(問)感想めいたことだったのですか。
(答)ですから、発言したようです、ということで、今申し上げたように我が国としては、基本的に意義を認めてくれたということについては歓迎したいと思っております。そしてまた、このイレブンを早期に署名、決着させるということが、アメリカのTPP復帰にもつながっていくということを、日本もそれからほかの国も期待しているということを申し上げました。
(問)TPPの関係で、トランプ大統領は再交渉を前提にしてるということだったのですけれども、そのことについては今後認めていく方向なのでしょうか。
(答)いや、まだ今、正にTPP11、協定文が決着といいますか、最終的に確定をして署名を目指すところでありますから、我々としてはこのTPP11を、今決着したとおりにしっかりと発効させると、これが最優先であると考えております。そして、説明を求められればTPP11の内容等については、米国に対しても、説明していきたいと思ってます。
(問)米国との交渉については、イレブンを発効した後に本格的な交渉をしていくということになるんでしょうか。
(答)まだ今日の今日でありますから、いずれにしても、その何というか、発言については、「I would be open to TPP」と言っているわけであります。色々あると思いますけれど、少なくともこのTPP11のインパクト大きかったのだなと、そんなふうに思っておりますけれど、まずはこのTPP11、これを発効させないことにはその拡大というのもないと思っておりますから、そこにしっかり取り組みたいと思います。

(以上)