江崎内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年12月8日

(平成29年12月8日(金) 11:00~11:05  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.発言要旨


 来週12日から14日にかけて沖縄を訪問いたします。
 今回は13日に自動運転バスの実証実験に参加し、試乗を行う予定になっております。今回の実験では、準天頂衛星システム「みちびき」の活用や、自動ブレーキ制御、磁気マーカーによる正着制御など、過去2回の実験から更にステップアップした内容となっており、私も直に実験の成果を確認してまいります。
 その他、インフラ整備や子供の貧困対策、ものづくり産業の現場などを視察してまいります。

2.質疑応答

(問)NHKの佐久間です。
 2点あります。昨日、宜野湾市でアメリカ軍機からと見られる落下物が幼稚園で見付かりました。宜野湾市の市長ですとか翁長知事も遺憾の意を表明されていますけれども、地域の住民は非常に不安に思っていると思いますが、沖縄振興を担当する大臣として、どのようなお考えがあるのかお聞かせください。
(答)御案内のように、防衛省が米側に事実関係を照会しております。現時点において確たる情報は得られておりませんが、このような事案が発生すること、特に保育園の関係者のみならず、県民に不安を与えるものであることから、大変遺憾に思っております。米軍機の飛行に際しては、何よりも安全面の確保を絶えずに言い続けておりますが、そうしたことが大前提です。それが沖縄県民の感情かと思います。
(問)もう一点なんですが、今日の閣議で天皇陛下の退位が(平成31年)4月30日ということで閣議決定されましたけれども、大臣の受け止めを教えてください。
(答)これは粛々と私どもは受け止めつつ、国民がこぞって寿ぐ中で、天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位がつつがなく行われるよう、万全を期していきたいといったことが私どもの気持ちであります。
(問)共同通信の中田です。
 海洋分野について1点お伺います。外務省が6日に、日中、日本と中国が尖閣諸島とかそういったところをめぐる東シナ海での衝突回避のために、防衛当局間でやり取りをする海空連絡メカニズムというものの構築と運用について、前向きな進展があったと発表なさったんですが、尖閣諸島をめぐる緊張緩和に大きく動き出すこととなると思うんですけれども、今後の進展への期待など御所感があればお願いできますでしょうか。
(答)海空連絡メカニズムについて、前向きな進展が得られることは結構なことでありますが、それ以上については、管轄が外務省ですので外務省にもお尋ねいただくと確かではないかと思っております。
(問)沖縄タイムスの上地です。
 先ほどの宜野湾の件に戻るんですけれども、米軍機の事件・事故が相次ぐことで、沖縄の観光に与える影響というのを、振興を担当する大臣としてはどのようにお考えでしょうか。
(答)観光に与えるというよりも、県民感情ですね。それと本州でも、ここのところ事故が多過ぎると。ただ、観光とは多少別ではないかなといった気持ちがあります。

(以上)