松山内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年5月22日

(平成30年5月22日(火) 9:12~9:17  於:中央合同庁舎第8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。
 今日は、私から報告はございません。

2.質疑応答

(問)科学新聞の中村です。
 先週もちらっと出たんですけども、今検討中の統合イノベーション戦略なんですけれども、これまで内閣府は、大学改革については余り踏み込んでこなかったんですけど、今検討中の統合戦略では、かなり大学改革について踏み込んでいられるという話を聞いているんですけれども、この大学改革について、競争力強化のために文科省と一緒に具体的にどういうことを盛り込まれようとされているのか、そこら辺を教えてください。
(答)近年の日本の研究力あるいはイノベーション力の国際ランキングはかなり低下傾向にあるということで、イノベーションの源泉である大学の改革、これを喫緊の課題として強く認識をし、今進めているところであります。
 この夏に策定する「統合イノベーション戦略」の中では、大きな柱の一つとして位置付けておりまして、例えば、若手研究者の挑戦的な研究活動を主体的に推進する、できるようにしてやるということで、様々な弊害を取り除いてやるということで、研究力の向上を図ると。また、産学連携を通じた積極的な民間資金を呼び込んでいくと。そして、大学の経営基盤を強化をしていくということが一つ。
 もう一点は、民間企業も含め大学教員の人事交流などもしやすくするように、年俸制なども拡大をしたり、人事給与のマネジメント改革もやっていこうと。具体的なことを一つ一つ今詰めていっているところでございまして、文科省とも連携しながら、鋭意進めておるところでございます。
 大学の役割を構築・強化していくという観点から、科学技術イノベーション政策の司令塔のCSTIですね、これを中心に「統合イノベーション戦略」を速やかに取りまとめて、諸施策を推進してまいりたいと思っておるところです。
(問)(朝日新聞 菅原)大臣、閣僚の一人として、お尋ねをいたします。加計の問題についてです。
 獣医学部新設計画、安倍首相はこれまで17年の1月20日というふうに言ってきたんですけれども、15年の2月とする愛媛県の文書が出てきて、今日朝、首相のぶら下がりに、記者団のぶら下がりに応じて全面的に否定をされておりましたけれども、この事態ですね、首相答弁の信憑性が問われる事態となっております。現状をどう見るか、受け止めをお願いをいたします。
(答)報道でそのようなことをお聞きしたところで、内容をよく承知しておりませんけれども、所管の担当の方が、大臣がしっかりとその辺は御説明されると思いますので、お任せしたいと思います。
(問)今後の政府の対応なんですけど、どういうふうにした方がいいかということでちょっとお伺いできればと思います。
(答)全て総理を始め皆さん真摯に対応していますので、今までどおりしっかりと真摯に対応していくことが重要だと思いますけど。
(問)NHKの鈴木です。
 全く話変わりますが、政府衛星のデータをオープンフリー化するという事業がようやく始まろうとしています。政府衛星、これまで日本はまだまだ遅れていて、そのオープンデータになっていませんでしたけども、そのオープンデータへの、内閣府もずっと進めてきたことではあると思うんですが、その期待と、どんな産業を、どんなふうに民間、宇宙産業が盛り上がってほしいかという期待をお願いします。
(答)そうですね、宇宙産業は現状1.2兆円と言われるような市場もありますし、これを倍増すべく進めていこうということで、様々な観点から宇宙政策については進めておるところでありますので、具体的にその辺はまた示していきたいと思っております。

(以上)