松山内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年4月10日

(平成30年4月10日(火) 9:13~9:17  於:中央合同庁舎第8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨


 今日は、私の方から報告はございません。

2.質疑応答

(問)科学新聞の中村です。
 技術開発計画の検討が進んでいますけども、AIについては、今度、次期SIPとPRISM両方でやると。多くの人は、PRISMとSIPの関係がよく分からないということが多いものですから、大臣から改めてPRISMとSIPの関係について教えていただきたいというのと、もう一つは、大臣個人としてAIを社会のどんな場面に適用するのがより良い社会になるのか、そこら辺について教えてください。
(答)現在、CSTIで検討を進めている統合イノベーション戦略、また人工知能技術戦略会議で検討を進めている人工知能技術戦略実行計画、これらにおいて、産学官による総力をあげたAI時代の人材基盤の確立・充実のための取組を、各省庁と連携して検討しているところであります。
 このAIは、あらゆる分野にわたって横断的に応用可能なことが特徴ですが、様々な社会生活の場面で新しいサービスが生まれるように期待をしているところでありますが、特に人工知能技術戦略の中において、生産性・サービス向上でありますとか、ロボットとかその辺の事務作業でありますとか、それから健康・医療・介護、加えて空間移動、自動走行などですね。そういったことを特に重点3分野として定めているところでありますが、第2期のSIPにおきましては、この12の課題の中の一つに「ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」というのがございますが、この中でもSociety5.0の実現に向けた、AI技術に係る多くの課題を設定しています。これらの課題において内閣府が自ら研究開発を進めるSIPですね、加えてPRISM、これは三つのテーマがあったかと思いますが、この一つの「サイバー空間基盤技術」領域の中でCSTIが司令塔となって各省と取組を加速をさせる、予算を分配する方式ですので、各省の取組を加速させ、相乗効果を高めていきたいと思っています。
 IT人材も極めて深刻で、2020年には先端IT人材は5万人足りないというような状況でもありますので、SIP、PRISMにおける研究開発を通じて、AI時代のIT人材の育成もしっかりと貢献していきたいと考えています。
(問)朝日新聞の菅原といいます。
 閣僚の一人としてお答えいただければと思うんですけども、今日、今朝の各紙朝刊の中で加計学園のことが報じられていますけれども、首相秘書官らが愛媛県の関係者らとかと面会したということでありますが、それについての受け止めを一言いただければと思います。
(答)ちょっと事実関係はまだよく把握しておりませんので、何ともコメントしようがありませんけれども、いずれにしても、様々なことを誤解を生まないようにしっかりと進めていってもらえればと思います。

(以上)