松山内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年3月23日

(平成30年3月23日(金) 8:25~8:28  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 おはようございます。私からは特にありません。

2.質疑応答

(問)代表のNHK、小泉です。
 先日18日にアメリカのウーバー社の方で、自動走行の実証試験を行っている自動車が死亡事故を起こしました。こうした事態になり、国内でも様々な実証試験の、公道実験の中止など影響も出ているかと思います。政府としての今後の、いろいろ大綱の整備ですとか進んでいますが、こうした今回の事故に関する影響についてお伺いしたいと思います。
(答)米国において、ウーバー・テクノロジーズ社が試験運行中の自動運転車による死亡事故が発生した旨の報道があったことは承知しております。
 本年度末、今月末に取りまとめる予定の自動運転に係る制度整備大綱、これを発表しますが、こうした事故を未然に防いで、安全安心の自動運転を実現するために必要となる安全基準、また交通法規、それを補完する走行環境条件、この大枠を総合的に提示いたします。
 具体的には、センサーや制御システムなどの車両また関連技術の安全性能の基準、また自動運転中のドライバーの義務あるいは交通法規の在り方、さらには速度制限そして天候など走行の環境条件などについて方向性を示すということにしております。
 今後、本大綱に基づいて、関係省庁と連携をしまして、具体的なルールあるいは基準の策定に向けて、スピード感を持って取り組んでいきたいと思っております。
(問)毎日の酒造ですが関連して、内閣府ではSIPとか次期SIPでも自動運転は重要なテーマになっていますけれども、特に安全性に関して、SIPに対する影響というのはどう見ていらっしゃいますか。
(答)SIPの自動走行システムに関しては、公道における実証実験に際して、常に周囲の道路交通状況などに注意を払いながら、緊急時には他人に危害を及ぼさないよう安全確保操作を行うなど警察庁のガイドラインなどを遵守して、実施をしているところであります。今回の報道を踏まえて、改めて実験関係者に対して、安全確保の徹底を要請いたしました。
 今後とも、自動走行の公道での実証実験については、安全を最優先といたしまして、将来の自動走行の実現に向けて引き続き取り組んでいきたいと思っています。

(以上)