松山内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年3月6日

(平成30年3月6日(火) 8:51~8:54  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 今日は報告はありません。

2.質疑応答

(問)代表でNHKの小泉です。
 この週末にISEF2が行われて、月、それからその先へ、火星へ、その先へということで共同宣言も採択されました。改めて今回の結果に関する受け止め、そして、今後具体的に日本としてどんなことに取り組んでいかれるか一言お願いします。
(答)3月3日に開催されましたISEF2ですが、45の国・国際機関から代表者が参加しまして、今後の宇宙探査について議論がなされました。米国が月探査の構想を掲げていることなどから、変化の兆しがある中で、時宜を得た大変有意義なものだったと思っております。
 米国の構想に関しては、宇宙基本計画工程表において、国際有人宇宙探査については、米国が構想する月近傍の有人拠点への参画、また国際協力による月への着陸探査活動の実施などを念頭に置くこととしておりまして、基本的な方向性は同じものと考えております。今後、構想が具体化していく中で、我が国の得意技術の活用あるいは国益も考えた上で、国際的な計画作りに主体的に参画をしていきたいと思っております。
(問)日経新聞の猪俣です。
 今のに関連してなんですけれども、会議出席されて特に印象に残った各国の閣僚の発言ですとか、それを受けて思った、日本でやらなければならないことについて、大臣はどういう印象をお持ちだったでしょうか。
(答)特に今回の議論を受けて、各国において国際宇宙探査の在り方は、かなり議論がなされましたので、これから進展をしていくのだというふうに思います。
 一方で、宇宙探査は多額のお金もかかりますので、今後、我が国としても、優位性あるいは波及効果が見込まれる技術の実証に取り組みながら、国際的な計画作りに主体的に参画をしていきたいというふうに考えております。宇宙政策委員会あるいは文科省の委員会の場において、これから様々な観点から議論を検討していきたいと思っております。
 期間中にロシアのコマロフ総裁や、あるいはルクセンブルクのシュナイダー副首相、またアラブ首長国連邦のファルシ高等教育大臣兼宇宙庁長等と個別に会談もさせていただきまして、大変有意義な意見交換もできましたし、国際宇宙探査等に関する認識、今後の国際協力の在り方等々に意見交換を行いましたので、それらをまた今後にいかしていきたいというふうに思っております。

(以上)