松山内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年3月2日

(平成30年3月2日(金) 8:38~8:42  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 おはようございます。私から1点御報告がございます。
 宇宙政策担当として御報告いたします。平成30年度に準天頂衛星みちびきによるサービスを本年の11月1日から開始するということにいたしますのでお知らせをいたします。
 これまで、4機体制での円滑なサービス開始に向けて、GPSの補完信号あるいはサブメーター信号等の整備を進めてまいりましたが、センチメートル精度の信号につきまして、技術的調整が必要となっております。このために、運用に万全を期すという観点から、11月1日に確実なサービスを開始するということにいたしましたので御報告をしたいと思います。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)テレビ朝日の吾妻と申します。
 来年のG20に合わせて、デジタル分野での閣僚会合が茨城県のつくば市で行われるという報道がありました。その点の事実関係としてお聞かせいただければと思います。
(答)正式にまだ発表されたという状況ではないと思いますし、私自身もまだ承知していないところでありまして、しかるべき担当部局の方に御質問いただければと思います。
(問)NHKの小泉です。
 今お話のあったみちびきの件なんですけれども、当初、今年の春から運用開始というような想定もされていたかと思うんですが、改めて11月1日になったという、これは遅れたということで、時間を少し要するということなんでしょうか。
 それから、改めて今回の11月1日の運用開始ということについて、大臣の受け止めを一言お願いします。
(答)4月1日からのサービス開始を目指しておりましたが、正に世界初の試みでもあるセンチメートル級の測位サービスということで、精度が安定するまでに要する時間がややかかっておりまして、南方域における精度が基準を超えるところがありまして、必要な技術的な調整を今実施しているというふうに聞いておるところであります。技術的な詳細は事務局に聞いていただければと思いますけれども、準備に万全を期すということで、11月ということにさせていただいております。
(問)日経新聞の猪俣です。
 明日、いよいよISEF2ですけれども、二国間協議の御予定とか、もし会議の内容等が決まっていれば教えてください。
(答)ISEF2ですが、明日、二国間会談を予定いたしておりまして、米国、ルクセンブルク、ロシア、アラブ首長国連邦の4か国との間で、私自身もバイ会談を調整いたしておりまして、各国とは、国際宇宙探査等について意見交換をしてまいりたいと思っておるところでございます。
(問)確認ですけど、林大臣はいらっしゃらずに、松山大臣と相手国とということですか。
(答)それぞれ、林大臣のお立場でまたバイ会談やられるのではないかと思いますが、私の方はバイの会談を今の4か国とは今調整中でありまして、恐らく明日は可能ではないかと思っております。
(問)どういった立場の方ですか。
(答)米国は先般お会いしましたペース事務局長、またロシアはコマロフ総裁、ルクセンブルクはシュナイダー副首相、そしてアラブ首長国連邦については高等教育大臣(あるいは宇宙庁総裁)が来られるということですので、それぞれ国際宇宙探査あるいは国際宇宙資源等々について、また人材の育成等について会談を行う予定にいたしております。
(問)(NHK 小泉)先程のみちびきの件でもう一度だけ、みちびきのセンチメートル単位の利用開始についての意義も一言だけお願いできますか。
(答)みちびきは一日でも早くやりたいわけでありますが、センチメートル級信号以外につきましては、GPSの補完信号でありますとか災害安否信号でありますとか、これについては予定どおり整備が進んでおりますので実施をしたいと思っております。
 いずれにしても、一日も早いスタートを目指しておりますが、現在、11月1日でさせていただきたいということでございます。

(以上)