松山内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年2月23日

(平成30年2月23日(金) 8:43~8:46  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 私から1点御報告があります。
 科学技術担当として報告をいたします。お手元に配付しておると思いますが、2月27日火曜日13時から、ImPACTシンポジウム~ハイリスク・ハイインパクト研究のダイナミズム~を品川インターシティホールにて開催いたします。
 ImPACTは、御承知のように、我が国の産業・社会の変革をもたらすということで、イノベーションを目指す研究開発制度としてこれまで様々取り組んできましたが、例えば、自動車の構造材料を強靱なプラスチックに置き換える、あるいは、世界最高速の今よりも100倍の最速コンピュータを開発するというようなものをこれまで生み出してまいりましたが、当日は16名のプログラム・マネージャーによって、研究成果を紹介いたします。研究開発がもたらす将来の産業・社会の姿を発信するということで開催いたします。
 是非、皆様方におかれましては御参加いただき、取材を頂ければと思います。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)(日本テレビ 高柳)このイベントに関してなんですけれども、具体的にどのようなことを期待し、今後どのように政策に生かしていこうというふうにお考えですか。
(答)ImPACTですが、極めて短期間に画期的な研究成果というものが得られつつありまして、今回のImPACTのシンポジウムでは、例えば、400万通りの組み合わせの問題を瞬時に計算するといった世界最高速の新型コンピュータでありますとか、あるいはスマートフォンで、唾液でインフルエンザが瞬時に判断できるとか、あるいは、福島第一原発でも一部使われておりますけれども、ロボットを使った調査とか、そういったものを実際に実演する予定にいたしておりまして、産業利用に向けて様々なアイデアを掘り起こし、民間企業の協力も得ながら、これからのイノベーションの創出に努めるべく、加速するという意味で、今回のシンポジウムを大きな発表の場にしたいと思っております。
(問)毎日の酒造です。
 昨日のImPACTの会議では、ImPACTの次の事業の制度に関しての議論とか行われたようですけれども、大臣は、ImPACTは来年度で終わりますが、この次に関してどういうお考えがあるのか教えてください。
(答)22日、昨日、大体大枠が話し合われたと思いますけれども、再来年以降については、今後、政府全体として検討していこうと思いますが、当然この5年間を受けて、継続するものも含めてしっかり実用化に向けるものもこれから出てくると思いますので、新しいもの、それから若干継続するものもあろうかと思いますが、そういうのを総合的に政府としても判断していきたいと思っております。

(以上)