松山内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年1月26日

(平成30年1月26日(金) 9:41~9:45  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 私の方から1点、クールジャパン戦略担当として御報告申し上げます。
 明日27日から28日の2日間でタイを訪問します。タイで開催中の日本文化を総合的に発信するイベントとしては東南アジア最大級のジャパン・エキスポ・タイランドにおいて、私から来場者の方々に、クールジャパン関連の商品・サービス、日本各地の魅力を伝えるとともに、ビジネスセミナーを開催しまして、タイと日本をつなぐ人材の交流、あるいは職業を人生に活かすための取組について、日タイの有識者の方々に議論いただくということで行ってまいります。
 また、ウィーラサック観光・スポーツ大臣とも会談を予定しております。両国の文化・観光に関する取組につきまして、意見交換をしてまいりたいと思っております。
 今回の訪問を通じまして、クールジャパン関連の魅力ある商品・サービスを発信するとともに、文化・経済面での日本とタイとの国民同士の交流・結びつきを強化するという目的で出張してまいります。
 以上です。

2.質疑応答

(問)(日本テレビ 高柳)一部報道で、病児・学童の保育の受皿に関しまして、2019年度までに150万人に拡大するというお話があります。事実関係と、もし決まっているようでしたら、具体的な政策について教えていただけますか。
(答)安倍内閣では、少子高齢化を克服するためには社会保障制度を全世代型へと転換するということで、今、子ども子育ての世代への大胆な投資を進めているところです。
 その中で、病児保育につきましては、既に平成27年の3月に閣議決定をしておるのですが、2019年度末までに150万人分を整備するということを目標に掲げております。現在、今年度末で61万人分の受皿を確保する見込みでございますので、少しこれから急いで整理を進めていかなければならない状況にあります。
 また、放課後児童クラブ、いわゆる学童保育ですが、今回の新しい経済政策パッケージの中で、放課後子ども総合プランということで、2019年度、2年後に30万人分の受皿を増加するということを掲げましたけれども、これを1年前倒ししまして、来年度末までに30万人の受皿を整備します。
 今年度末までに、ちなみに既に118万人の受皿を確保する予定で現状おります。
 これらについては、事業主拠出金を活用していますので、経済界の方々にも御理解を頂いて、しっかりこれからも進めていきたいと思っています。
 現役世代が抱える子育ての不安を解消することを目指し、病児保育、放課後児童クラブの着実な整備というものをしっかりと進めてまいりたいと思っております。
(問)毎日の酒造です。
 先般、アメリカのベンチャー企業が、小型ロケットの人工衛星投入に成功しました。今週末にJAXAも小型ロケットの打ち上げを予定していますけれども、こういった小型ロケット市場に対する期待感をお願いします。
(答)ロケットラボの件は報道で承知いたしております。
 我が国におきましても、インターステラ社のようなベンチャー企業も小型ロケットの開発、あるいは宇宙空間を活用した新たなビジネスを進めておりますので、宇宙産業の拡大という意味では、ベンチャー企業等の新たなチャレンジが不可欠でありますので、事業化の支援、あるいは適切な規制の整備等々で、我々もできる支援はしっかり進めていきたいと思っております。

(以上)