松山内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年1月19日

(平成30年1月19日(金) 10:24~10:36  於:中央合同庁舎第8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。
 私の方から2点御報告申し上げます。
 まず子供の貧困対策を担当する大臣として御報告します。このたび、お手元に配付の資料にあると思いますが、子供の未来応援基金によりまして、来年度に支援を行う団体が決定をなされました。
 352団体から申請がございまして、有識者からなる基金事業審査委員会における審査の結果、79団体に対して、総額約2億7000万の支援金を交付するということになりました。
 学習支援や居場所づくりなどを始め、様々な活動を行う全国各地の団体が採択されております。これらの団体につきましては、それぞれの地域、分野において、充実した活動を行っていただくとともに、社会全体で子供たちを応援するネットワークの更なる拡大に向けて、中心となって、御活躍いただきたいと思っております。詳細につきましては、本日の午後、基金事業審査委員会の草間委員長と事務局から御説明がございますのでよろしくお願いいたします。
 もう一点ですが、宇宙政策担当として御報告いたします。昨日1月18日午前6時6分、内之浦宇宙空間観測所から、高性能小型レーダー衛星、ASNARO-2を搭載したイプシロンロケット3号機が打ち上げられ、成功いたしました。
 イプシロンロケットは、我が国独自の固体燃料ロケット技術を継承しまして、即応性など優れた能力を有する基幹ロケットであります。今般の打ち上げが成功したことは、我が国の輸送システムの自立性確保の観点から意義深いものでございます。
 また、ASNARO-2につきまして、その取得する衛星データは広く国内外で活用されまして、我が国の宇宙産業の振興につながっていくことを期待しています。
 内閣府特命担当大臣としての宇宙政策担当として、今後も引き続き基本計画を着実に進めてまいりたいと思っております。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)科学新聞の中村です。
 ベンチャー政策についてお聞きしたいんですけれども、例えば、文科省が4大学に1000億円の基金を出して、それで今、ベンチャー投資が行われてるんですけれども、それについて財務省から昨年秋頃、投資割合が少ないから返還できないかというような要請が来てると、ただ、経緯をちゃんと調べてみると、まずベンチャーキャピタルをつくるのに国の制度設計に時間がかかったとか、そもそもベンチャー投資は10年、15年のスパンで見るので、早くから、直ぐ使っちゃったら、そもそも本末転倒じゃないかという議論がある中で、日本全体の環境が、ベンチャーを阻害するような環境になってるかと思うんですけれども、環境を米国並みに変えていくために、大臣としてどのように取り組みたいのか教えてください。
(答)大学発ベンチャー支援のための4大学の基金についての財務省と各大学のやり取りは承知をしておりませんけれども、我が国のイノベーション力を強化していく上で、ベンチャー支援のための環境整備を推進していくことは大変重要であると思っております。
 既に我が国では、米国と比べてベンチャーキャピタルの投資額が少ない、あるいはベンチャー支援環境が弱いといったこともよく言われておりますし、起業数が伸びてないことも事実であります。中長期的な視点でこの諸課題に取り組むことが重要であろうかと思います。
 先般、米国出張して、シリコンバレーの取組を拝見して、その辺の差を実感したところでありますけれど、こうした背景を踏まえて、国立大学の研究成果を活用する大学発ベンチャー等の事業化を促進するために、平成26年の産業競争力強化法の改正で、4大学の出資を可能とする制度が行われて、各大学において展開されてるわけでありますが、80数億とりあえず実現してるわけでありますので、しっかりこれを推進して、よりベンチャーが育つような支援をしていかなければと思っておりますし、内閣府におきましては、与党や関係省庁との連携・協力の下、国研等発ベンチャーの創出促進などを盛り込んだ、研究開発力強化法の改正、あるいはS&II協議会の組織や事業を超えたベンチャー企業、ベンチャー支援者の間での連携・交流ができるような具体的な支援をしっかり今後も推し進めていきたいと思っておるとこでございます。
 かなり米国での視察も大変参考になりましたので、今回の視察を通じて少し取組など考えていきたいと思っておりますので、引き続き政府全体でベンチャー企業支援、しっかり頑張ってまいりたいと思ってます。
(問)NHKの鈴木です。
 今朝、NASAが金井宇宙飛行士の船外活動のミッションの概要を説明しましたけれども、金井さんの船外活動への期待と、これがICEF2などの国際会議につながっていくと思うんですけれども、その辺に向けてどのような活躍をしてほしいか、その期待についてもお願いします。
(答)金井飛行士につきましては、1月29日にロボットアームの部品交換の船外活動を行う予定であると伺っております。しっかりと準備をしていただいて、まずは安全に、そして確実にこの作業が行われるということを期待したいと思いますし、そうそうあることじゃないと思いますし、かなり高度なテクニックや作業が求められると思いますので、本当に安全にしっかり頑張っていただきたいと思ってます。
 こうした活動の一つ一つの積み重ねによって、我が国の宇宙分野での国際的発言力、あるいは信頼性も高まるというふうに思っております。金井宇宙飛行士の活動のほかにも、本年3月にICEF2が我が国において開催されますので、こういう国際宇宙探査に積極的に今後も取り組んでいきたいと思っておるとこであります。
(問)東京新聞の柚木です。
 昨日、大臣所管の少子化克服戦略会議の第1回目の日程が入りました。教育無償化についての有識者会議についても、人生100年の方で茂木大臣の所管で開催が決まったと聞いておりますが、先日の子ども・子育て会議の方では、委員の方から無償化の議論についてこの会議の役割を明確にしてほしいという声も上がっています。幾つかの子ども・子育て関連の会議が立ち上がる中で、目指すところは同じかと思うんですけれども、それぞれの会議の位置付けや所管をまたぐ中で、議論をどのように整合性をとっていくのか、大臣のお考えをお聞かせください。
(答)幼稚園、保育所、また、認定こども園以外の無償化措置の対象範囲等を検討するための検討会、これは茂木大臣の下に設置されまして、今月23日に第1回目の検討会が開催されるというふうに聞いております。この検討会、昨年の12月の新しい経済政策パッケージに基づいて、認可外保育施設等の取扱いを検討するために設けられるものでございます。
 一方、子ども・子育て会議ですが、これは子ども・子育て支援法という法律に基づいて、子ども・子育て新制度に関する重要事項等を調査・審議する機関でございます。検討会で検討される内容は、今後の子ども・子育て支援の在り方に深く関連してきますので、必要に応じて、検討状況については、子ども・子育て会議に報告をしながら進めていきたいと思っております。
(問)化学工業日報の伊知地と申します。
 昨年の12月に閣議決定された政府の予算案がもう1か月たっているんですが、なぜ科学技術の関係経費の予算の集計ができないんでしょうか。
(答)今急いで集計してますが、各省にまたがってるということの中で、詳細がまだはっきり上がってきてないというのが現状でございまして、私らも早急に取りまとめる指示をしておりますけども、ちょっと時間がかかっております。
(問)政府案がまとまって1か月たっていて、政府全体のふかんできるような予算のものが出てこないというのは、とても異常なような気がするんですけれども、各省から上がらないというのはちょっと理解ができない部分であるんです。何か公表できない理由があるんでしょうか。
(答)そのような理由は全くなくて、各省庁でのすみ分けをしっかり今やってるという作業が、遅れてるということだと認識してますので、分かり次第また御報告したいと思います。
(問)大臣としての認識としては、どれぐらいめどには出せそうかというのは何か。
(答)一応3000億の増額を目指してやってまいりましたので、その辺をめどに今集計を待ってるというところであります。
(問)中間的に大臣が聞いてる範囲で結構なんですが、大体どれぐらいになりそうだなという相場観的なものがもしおありならば、改めてお聞きしたいんですが。
(答)中間的には言ってきてないのでよく把握していないのですが、もう少し時間かかっているということでございまして、今月中には何らかの結果、公表できるようにしたいと思います。

(以上)

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