小此木内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年9月18日

(平成30年9月18日(火) 11:36~11:43  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。
 明日、平成30年北海道胆振東部地震による災害に係る政府調査団の団長として、北海道を訪問いたします。
 現地では、勇払郡安平町、厚真町及びむかわ町等の被災現場を視察するとともに避難所を訪問する予定であります。また、北海道知事をはじめ、自治体の首長さんたちと意見交換もしたいと思っております。
 被災の現状を自らの目で確認をし、また、被災者の方の声や被災自治体で災害対応に当たられている関係者の声を直接お聞きし、改めて現地の課題をしっかりと把握してまいりたいと存じます。
 詳細については、また事務方から後程お知らせすると思います。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)記者の中島です。
 秋の交通安全運動が21日から始まりますが、その件で国家公安委員会委員長としてお聞きしたいと思います。9月までの交通事故の傾向から見た取締りの重点ポイント、あるいは国民に呼びかける注意点があれば教えてください。
(答)今言われましたように、この21日(金)から30日(日)までの間、夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止など4点を重点として関係機関・団体が連携して実施してまいります。
 4点というのは、まず子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止、二つ目、夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止、三つ目、全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底、四つ目、飲酒運転の根絶といろいろありますけれども、特にこの時期から夕暮れ時、薄暮と言いましたけれども、だんだん暗くなる時間が早くなってまいりますので、例年この時期に事故等が多発しております。これをしっかりと踏まえて、事故を防止しなければならないという観点があります。
 飲酒運転はもう当たり前の話であります。そういう意識の人がやはり大事な命をなくすということに結果的になりますので、ここのところはしっかりと更に力を持って当たってまいりたいと思いますし、乱暴なあおり運転等は、特に今回の重点項目に入っておりませんけれども、日頃の警察の思いとして、これはしっかりと日頃のこととして取締りは言うまでもない話であると存じます。
 国民の皆様に改めてですが、薄暮時間帯、特に日没後の事故を防止するための安全意識を更に高めていただくこと、歩行者の方々には、反射材用品等を着用していただくほか、横断歩道付近では必ず横断歩道を渡っていただくこと。運転者の方々には、横断歩道手前における減速義務と横断歩道における歩行者優先を再確認していただくことをお願いをいたします。
(問)読売新聞の伊賀と申します。
 先日、安倍総理が北海道の激甚災害の指定の見通しということで発表ありましたけれども、閣議決定の時期の見通し等分かっていましたら教えていただきたいのと、台風21号の大阪の被害についても、指定すべく検討してほしいという指示がありましたけれども、その検討状況についてお伺いできればと思います。
(答)検討しておりますが、まだ、いずれにしても北海道も大阪も調査をしているところであります。どのぐらいの規模であるかということも含めてしっかりと算定をしていかなければなりませんので、そのことが済んでしっかりと公表ということになります。
(問)NHK、南と申します。
 北海道の地震の話に戻るんですが、今現在の復旧・復興の状況を大臣としてどう見られているかということが1点と、あと、明日の視察というか調査団としての派遣において、これを中心に見たいとか、これに注目して現場の声を聞きたいということがもしあればお願いします。
(答)先週ですけれども、国交大臣が行かれた話を伺いましたけれども、清田区の、広い地域ではないけれども液状化のすさまじさといいますか、地面が随分傾いているところの話を聞きました。それをしっかりと目で確認をしてまいりたいと思いますし、苫東厚真の火力発電所が、当初よりも早い段階で動き出すのではないかという話も伺っておりますが、実際私どもといいますか、私がしっかりと目で確認をいたしまして、あるいは地域の方々の不安の状況がどれだけ払拭されているのか、あるいはまだまだそういった不安の状況の中にあるのか、これも行ってみなければ分かりませんので、相変わらずといいますか余震が先週までは続いていたこともありますので、そういう状況を政府調査団として確認をしてまいりたいと存じます。

(以上)