小此木内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年7月6日

(平成30年7月6日(金) 9:54~10:02  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。
 私から、大雨についての被害状況ですが、台風第7号が、その活動が活発化した梅雨前線の影響により、全国各地で大雨となっております。本日7時時点で、死者2名、行方不明者1名、重傷者4名の人的被害のほか、家屋の全壊1棟、床上浸水17棟等の被害が生じています。
 政府としては、情報収集体制を強化しておりまして、昨日も改めて関係省庁災害警戒会議を開催し、各省庁に対して、国民の命を守るための対策に万全を期すよう、要請をいたしたところであります。
 また、高知県知事及び京都府知事から災害派遣要請を受けた自衛隊の部隊が対応に当たってきているところと聞いております。
 日曜日にかけて梅雨前線が停滞し、西日本から東日本では記録的な大雨となるところがある見込みであります。国民の皆様には、最新の気象情報や地元自治体からの情報に十分注意をしていただき、早め早めの安全確保をお願いしたいと存じます。
 私からは以上です。何かございましたら。

2.質疑応答

(問)日本テレビの江口と申します。
 今日午前、オウム真理教の松本死刑囚をはじめとする複数の死刑囚の死刑が執行されたとの情報がありますが、大臣の受け止めと、あと、後継団体の反応も懸念されるところですが、警察の対応をお聞かせいただきたいです。
(答)今の御質問については、法務省、法務大臣の所管でありますので、私からは答えを控えたいと思います。
(問)時事通信の川村です。おはようございます。
 文部科学省の局長が、私立大学の支援事業に便宜を図る見返りとして自分の子供の不正合格をさせてもらったということで、受託収賄容疑で逮捕されています。現職の官僚が自分の立場を利用したという事件ですけれども、大臣の受け止めをお願いします。
(答)これも所管ではありませんが、一般として、国家公務員の幹部が、こういう報道でありますけれども、あるいは実際に逮捕されたということも含めて、私自身も非常に驚きと残念な思いがありますが、国民からすればそれ以上のことだと感じます。
(問)神奈川新聞、川口です。
 災害救助法の関係でお伺いいたします。来週、救助実施市の基準を決める検討会議、開かれるとのことですが、神奈川県の公表してる日程で、昨日、大臣、黒岩知事と面会されたと伺っているのですが、この件は何かお話しになりましたでしょうか。面会の用件など、差し支えない範囲で。
(答)災害救助法の改正について話がありました。法律が成立されましたということで、いろんな議論、いろんな意見をこれまで言ってまいりましたけれども、政令市としっかりと話合いをしてまいりますというお話を私のとこにおっしゃりにいらっしゃいました。これからの検討会ですとか、あるいは防災部局としてやってくヒアリング等についてもお話をしまして、よりよい意識、あるいは災害に対しての救助というものを第一義的に考えていきましょうということで意識が一致したと、そういうふうに私は認識してます。いい会見でしたね、はい。
(問)NHKの山田です。
 ちょっと話題が戻ってしまって大変恐縮なんですけれども、オウムの死刑執行についてということで、先程御回答いただいたと思うんですが、もし御記憶の範囲で、オウム、いろんな一連の事件、過去はございましたけれども、当時、もし覚えていらっしゃるものなど、その御感想ではないですけれども、当時、覚えてるものがあれば、御記憶の範囲でお伺いできればと。
(答)私、1年生、1年生というのは、平成5年の初当選でしたから、その1回生のときに、まず、平成7年の1月に阪神・淡路大震災があったんです。その直後、地下鉄サリン事件というのがありまして、1回生のときの悪い思い出として非常に残っています。自民党の国会対策運営委員会事務局の人がサリン事件に巻き込まれたり、私もそのころは横浜から電車で通っておりましたので、地下鉄も利用していまして、私自身は被害はありませんでしたけれども、非常に嫌な思い出としてですよ、そういうのはあります。
(問)正式には法務省の所管であるので、正式なお答えはということなんですけれども、今の嫌な思い出と大臣が思う中で、一つの今日節目でもあると思うんですけれども、そういった認識ではあるという理解で。
(答)非常に国民の皆様は複雑な思いではないですかね。節目っていうと、何か良いことがあったというような意味が含まれていると思うけれども、そういうものとは違いますよね。
 ただ、国家公安委員会委員長とすれば、いかなることが起ころうと、やはり不安というものについて、それを除去するように万全を期していきたいと、これは変わらぬ思いであります。

(以上)