梶山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年6月12日

(平成30年6月12日(火) 9:31~9:36  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 今週、15日金曜日に地方創生カレッジ事業の今後の方針等について有識者の方々に議論いただくため、地方創生人材育成のための推進会議を開催いたします。
 地方創生カレッジは、地方創生に関する実践的な知識をeラーニング等で提供するものであり、一昨年12月に開講いたしました。地方創生人材の育成に取り組む大学や各種団体の協力を得て、現在152の講座を提供しております。また、受講者数は、まち・ひと・しごと創生総合戦略において、開講後2~3年で1万人を目標としていた中、開講後1年弱の昨年11月にこれを到達し、この5月末には1万5千人を超えるまでとなっております。
 本会議において、有識者の方々から忌憚のない御意見を頂き、地方創生カレッジの更なる充実を図ってまいりたいと考えております。

2.質疑応答

(問)今日、先ほど「すべての女性が輝く社会づくり本部」で、セクハラに対する緊急対策がまとまりました。大臣、内閣人事局担当としてこの対策をどう反映させていこうとお考えでしょうか。
(答)具体化するべく早速取り掛かってまいりたいと思っています。
(問)具体化するべくというのは、その内容を受けてということだと思うんですけれども、どういったお考えで。
(答)まだ受けたばかりですから、今後具体化するにはどうするかという制度の議論もあると思いますので、それらも含めてしっかりと検討してまいりたいと思っています。
(問)セクハラに対しては、どういった大臣のお考えなのでしょうか。
(答)しっかり防止しなくてはいけないと思っていますし、個人個人の意識の問題でもありますけれども、組織としてどう取り組むかということが課題だと思っております。
(問)加計学園を巡る問題の中での藤原次長に関していろいろ今調査しているということですけれども、今どういったところですか。
(答)内閣府でできることは速やかにということで指示を出しております。委員会等で答弁していますが、車を利用したことは推認できると。そして、委員会の質問の中でありましたように、食事は別々、土産ももらっていないという中で、調査を人事院等で連携しながら、相談しながら行っているという段階であります。
(問)推認できるというところからもう既に2週間以上経ったのですけれども、そこから進まないというのはどういった障害、どういったことが考えられますか。
(答)人事院とのやりとりの中でということになろうかと思いますけれども、私どもでできることは速やかに行うということで指示を出していますから、それに尽きると思います。
(問)昨日、公文書の関係でヒアリングを行われたかと思いますが、今後の具体的スケジュールですとか取組の状況というのは如何でしょうか。
(答)記者の皆さんにも公開の形でやらせていただきました。防衛省、財務省の報告書に対しての公文書管理委員会、民間の有識者の委員の皆様からの質疑をさせていただきました。
 再発防止ということでどうしていくか。また、総理からの6月5日の指示もございますから、それらを具体化するためにはどうしたら良いのかという視点も踏まえて、またその会合を開きたいと思っております。具体的なスケジュールに関しましては、今の時点ではまだ決まっておりませんけれども、できるだけ速やかに開きたいと思っております。
(問)開きたいというのは、次回のヒアリングを開きたいと。
(答)ヒアリングというか、公文書管理委員会。
(問)昨日の公文書管理委員会で総理指示を踏まえて委員の方からいろいろな意見が出まして、免職も含めた厳しい処分基準を設けるべきだとか、あと、防衛省のように大臣官房にそういう監察官をそれぞれの省に置くべきだという意見も出ましたけれど、大臣のお考えをお聞きします。
(答)それらの意見も含めて、どうまとめていくかということになろうかと思います。防衛省、財務省とのやりとり、総理指示に関しての委員皆様の御意見、考えというのを聞かせていただきました。次回は皆さんの意見を資料として取りまとめた上でどういう議論になっていくかということだと思います。
(問)公文書管理委員会を次回開催するときは、ヒアリングは基本的にはやらないということなのか。
(答)ヒアリングはこの前、昨日で終わったつもりでおりますが、皆さん、それぞれの区切りで御意見はなかったと思っております。それらを受けた上での議論ということになります。それらを私どもは参考にして、防止策、そして、総理の指示への対応というものを考えていくということになっております。

(以上)