梶山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年3月9日

(平成30年3月9日(金) 9:45~9:51  於:中央合同庁舎第8号館1階S106会見室)

1.発言要旨


 本日の閣議におきまして、第8次地方分権一括法案「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案」を閣議決定いたしました。
 本法案は、昨年12月に閣議決定した「平成29年の地方からの提案等に関する対応方針」を踏まえ、法改正が必要なものを取りまとめ、15法律について所要の改正を行うものです。災害対策、子育て支援等、地域に密着した課題に対し、地域が自らの発想と創意工夫により課題解決を図るものであり、今国会においての御審議を賜り、成立させていただきたいと考えております。

2.質疑応答

(問)伊調選手の告発状に絡んだところの問題で教えていただきたい部分があるのですが。今、レスリング協会の方ではいろいろと調査に向けて準備を進めている段階に来ています。そういった中で、内閣府の調査としては、今、レスリング協会を含めてやろうとしている調査を受けて調査をすることになるのか。それとも、それとは別に、独自にそのまま調査を進めていくということになるのでしょうか。
(答)以前もお話ししましたが、聞き取り調査に向けて準備をしているということでして、レスリング協会の調査は調査として、公益認定等委員会事務局において、私どもが見ていく公益法人としてのガバナンス、健全性ということを視点に、関係者から聞き取り調査を行っていく準備を進めていると聞いております。
(問)一方で、告発状の書面にも名前の挙がっていたとされる人物、栄さんが体調不良を訴えているという状況で、そうした中で調査というのはどういった形で進めていくのか。また、スピード感というところはどういった感じになるのでしょうか。
(答)関係者からの聞き取りということで、告発した側は当然のこと、どういう趣旨なのかということと、あと、もう一方の告発された側の意見も聞いた上で判断をしていくということになると思いますし、その他今度の案件について関係している人たちから広く意見を聞かせていただくという形になっていくと思います。
(問)体調不良ということで時間が掛かりそうな感じもして。
(答)いや、それは私どもは聞いておりませんが、先程申し上げましたように、公益認定等委員会事務局の方で関係者と連絡を取りながらやっておりますので、その体調不良を押してまでということにはならないと思います。適切な時期に関係者から、栄さんも含めてということになろうかと思いますが、その体調、都合の良いときにお聞きするということで、できるだけ早い時期に聞いていくという方向で進んでいると聞いております。
(問)内閣府の方で調査した結果というのは、どういう形で我々は目に触れることができるのでしょうか。
(答)これは、告発した人たちは、それは不満があってというか、そういう告発の中身があるわけですが、私は、結果的に、次のオリンピックにも出場してメダルが期待されている伊調さんが、自分の意思で練習をしたいと思ったときに練習ができるような環境、オリンピックに向けて、自分のそういう対応ができるような環境にするというのがレスリング協会の仕事であると思っておりますので、結果的にそうなるような調査であったり、また、対処をしていってほしい。私の思いはそういうことですし、公益認定等委員会においても、それらの話を聞いた上で委員会に諮るということになっていくと思います。多分に私の思いもありますが、それらを含めて今後の対応ということになっていくと思います。

(以上)