梶山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年3月2日

(平成30年3月2日(金) 8:38~8:43  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)レスリングの伊調選手の件です。内閣府に告発状が届いたということで、昨日の長官会見でも必要であれば内閣府の方で調査などをしてみたいということですが、こういった調査、どういうような形で進めていくのでしょうか。
(答)まず、報道は承知をしております。
 公益法人、そもそも公益の増進のための事業を実施するものであり、適切なガバナンスの下で事業運営がされるべきであるという中で、国民に誇りと喜び、夢と感動を与えるスポーツの現場において、報道にあるような事実が生じたのであれば、まことに由々しき事態であると思っております。非常に遺憾であり、まずは事実関係を速やかに確認する必要があると思っているところであります。
 公益法人として適切なガバナンスの下で事業運営の確保という観点から、今後、公益認定等委員会において、事実関係を確認の上、必要に応じて適切に対応されるものと考えています。公益認定等委員会は独立性の高い機関です。私が個別の事案について直接指導する立場にあるわけではありませんが、委員会が協会に対して事実関係の確認を行う方向であると聞いておりますので、その対応を注視してまいりたいと思っています。
(問)速やかにということでしたが、これはどういった段取り。
(答)1月19日に受領しているということで、その後、告発状の名義人であった弁護士の方とは電話でのやりとりを事務局でしているということです。それらも含めて、事実関係の確認をこれからしっかりしていくということで聞いております。
(問)伊調選手を初め、名前が挙がっている。
(答)必要があればです。まずは、公益認定等委員会が、その協会の方、そしてあと、告発された方ということなのでしょうが、必要があれば、いろいろな調査をしていくということで、それは権限の及ぶ範囲内でやっていくということになると思います。それを注視していくというのが私の立場だと思います。
(問)一方で、考え方として、公益財団法人という認定ということになると、個人のパワハラとか、こういったところに関して、どのように関与して。
(答)公益法人のガバナンスということで、個々の内紛に関しては、基本的には、なかなかさわれるものではない。ただ、全体として、そのガバナンスが効いているかどうなのかということ。あとは、国民が注視をしているレスリング業界、次のオリンピックでも活躍が期待される現役の選手も絡んでいるということですから、しっかりそのガバナンスが効いているのかどうなのかということを見ていくということだと思います。個々のことに関しては中で解決していただくというのが原則です。
(問)もし協会全体の問題だとしたら、どういった処置というのが考えられる。
(答)それはまた、仮定の話には答えられないというか、事実を確認した上でということです。こういうことがあった、ああいうことがあったと、パターン化できるものではないし、それぞれの公益法人において個別の案件というのはいろいろありますから、それに対して委員会がどう判断するのかということになっていくでしょう。
(問)一部報道で、森友学園の土地売却をめぐる案件で、財務省側の中の文書、内部文書と、情報公開請求で出てきた文書の内容が、一部食い違っているという報道があったのですけれども、公文書を管理される大臣として、今把握されている事実等ありましたら。
(答)報道の範囲内で知っておりますけども、事実関係も、これも確認をした上で対処する考えです。

(以上)