梶山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年1月9日

(平成30年1月9日(火) 11:01~11:06  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 私の方から報告が1件ございます。
 明日10日、地方創生に関し、地域における意欲ある取組や地域のニーズ等を把握し今後の取組に活かすべく広島県の広島市、呉市、東広島市、府中町を訪問する予定です。詳細については、まち・ひと・しごと創生本部事務局にお問い合わせを頂きたいと思います。
 私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問)中心市街地活性化基本計画に関連してお伺いしたいんですけれども、目標値の達成率が3割にとどまっていると弊社の調査で調べたんですけれども、これに関しまして何か今後の御対応がありましたら教えていただければと思います。
(答)その数値は事実でございます。中心市街地の活性化については、平成28年度末までに計画期間を終了した118計画、109市にわたるものですが、これを見ますと、各計画の目標指標346指標のうち「目標達成」は約3割にとどまっているということであります。
 年度ごとに見ますと、目標達成率は、平成25年度の21%から28年度は42%と上昇してきております。これは平成18年からの取組ということでもありまして、地方創生の取組がこれを後押しするような形で達成率が徐々に上がってきていると思いますし、達成できないものも状況の変化などから出てくるとは思いますが、しっかりフォローアップをして更に達成率が高くなるように努力をしてまいりたいと思っております。
 いつもお話をしている宮崎県の日南市の例であるとか、あとは北海道の富良野の例であるとか、いくつかの例もございますので、そういう好事例を公表しながら参考にしていただいたり、当初の計画がしっかりできるように、この地方創生の部門でもフォローアップしてまいりたいと思っています。
(問)関連して、中間フォローアップと最終フォローアップという形で既にされていると思いますし、好事例の紹介というのもされていると思うんですけれども、そうしますと、これまでの取組を続けるという形で、特に何か新しい策というのは。
(答)地方創生では、総合戦略の中間年に当たって全てを検証するということで、KPI等、どうしていくかということも検討させていただきました。その中で大きな地方へのひとの流れというのがなかなかできていないと、前回もお話ししましたけれども、それについては大きな目標を持ったまま行きましょうということですが、中心市街地の活性化については、やはりその地方創生の中身の一つでもありますので、しっかりと地方創生でできること、交付金も含めてどうやっていったら良いのか、人材、情報も含めてフォローアップをしていきたいということで、しっかりこれらができるような形、時代に合わせて変更しながらも中心市街地の活性化ができるような取組を全面的に協力をしていきたいと思っているということであります。
(問)その時代に合わせてということは、今後、その中心市街地活性化基本計画の制度の枠組みそのものを変える可能性もあるということなんでしょうか。
(答)これはこれからの考え方だと思いますし、コンパクトシティであるとか、いろいろ地方創生をしていく上でどういう街の配置、街の立て付けが良いのか、住民の声も聞きながらということになりますでしょうし、地方と連携しながらこれはやっていくということになる、その中でいろいろな方策を考えながらということだと思いますし、また、今おっしゃったようなことも視野に入れて、全ての可能性を除外せずに考えていきたいと思っています。

(以上)