江崎内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年9月15日

(平成29年9月15日(金) 12:15~12:23  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 今日は、名古屋市消費生活センター及び江南市消費生活センターの視察に参ります。消費者及び食品安全担当大臣として、名古屋市消費生活センター、江南市消費生活センター、私の選挙区へ、今回こうして公式に入るのは、初めてであります。愛知県内の消費生活センターを視察し、消費者の安心・安全確保の最前線の現場を拝見することで、今後の消費者行政の推進、取組のために理解を深めてまいります。
 続いて、航空機による特別墓参についてです。先日の安倍総理とプーチン大統領との首脳会談も踏まえ、鋭意調整してきた結果、天候が許せば9月23日を軸に、航空機を利用した北方領土への特別墓参を実施することとなりました。訪問団は、北方領土の元島民とその家族を中心に、計70名程度で構成される見込みであります。政府同行者として、中根外務副大臣ほか、内閣府、外務省の職員などが参加いたします。前回6月は、天候上の理由で実現しませんでしたが、御高齢となられている元島民の方々の身体的負担を少しでも軽減するという人道的観点から実施されるものであり、今回は何としても実現してほしいと期待するものであります。
 以上です。

2.質疑応答

(問)(TBS)
 北朝鮮が今朝、弾道ミサイル発射を強行しました。大臣は北方領土を所管される大臣ですけれども、今回の件をどう受け止めていらっしゃるかと、どのように対応していきたいかお考えをお聞かせください。
(答)実際好ましくないことがこのところ続いておりますね。私どもは、特に北方領土は我が国国有の領土であるときに、これからも北方領土、当然北海道もですが、こうしたところをミサイルが通過するということは、あってはならないといった強い憤りを持っております。
(問)NHKの佐久間です。
 墓参、実施されるということで、大臣は、元島民の方とも交流を持たれて実施されるということに対しまして、まず率直にどのような御感想を持たれたかということを。
(答)よかったですね。前回、プーチン大統領、安倍総理との首脳会談をもって、また、これから元島民の方も高齢者になっておりますね。いち早くそうした方たちのためにも、これから北方領土に行き来ができるような下地になったのではなかろうか。私は、今後、元島民の皆様方が何とか自由に行き来できるような体制をプーチン大統領、安倍総理のもとに構築していただくことが両国のために一番プラスになるのではなかろうか、そのような思いを持っております。
(問)朝日新聞です。
 関連して、これ23日を軸に考えていらっしゃるということなんですけれども、日帰りで行かれるのか、それとも1泊現地で泊まるのか。
(答)今のところ日帰りの可能性が強くなっております。これは飽くまでも受け入れる方の準備もあります。そうしたことで御理解ください。
(問)ちなみに、4島のうちの訪問される島というのはもう決定されているんでしょうか。
(答)国後島、択捉島で最終調整に入っております。
(問)お見送りの御予定とかありますか。
(答)本当は出かけたいのですが、前回、船で行かれるときに、見送りにも出かけましたが、大変忙しい時期にも入ってきておりますので、今回は見送りができないのではなかろうか、そのような日程になっております。

3.資産公開に関する質疑応答

(問)共同通信です。
 今日解禁で、閣僚の皆様の資産公開の資料が各社に発表になっていまして、江崎大臣も含めて、1億円を総資産で超える方が4人いらっしゃるんです。その部分で、割と高額の資産をお持ちであるという結果が出ているんですけれども、閣僚の中で。そういった結果についてちょっと。
(答)これは私もまだ知るところにありませんが、個人的に言うと、私の家内の実家の関係かと思いますね。
(問)あと、国会議員の方と違って閣僚の方の場合は、国会議員は御本人だけの公開ですけれども、御家族の方も含めた公開になっていて、割と厳しい清廉さと言いますか、透明性が求められる制度になっております。この制度に関して大臣はどういうふうにお考えでしょうか。
(答)当初こういったことは、少し覗き見趣味になってはいけないと、以前は思っておりましたが、もうここまで資産公開が進んでいるときに、これを後退させるとか、そうしたことを私は望んでおりません。
(問)必要な制度であると、そういうことですか。
(答)もうこれは、そういった流れではないですか。それとやはり、議員たる者、清廉潔白で、まず自身からきちんとお手本を示さなければいけないときには、やむを得ないでしょう。

(以上)