小此木内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成29年9月19日

(平成29年9月19日(火) 9:59~10:04  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。私から二つ。
 まず、台風18号ですが、台風第18号に伴う大雨や強風などにより、これまでに、死者1名、行方不明者1名、重軽傷者のほか、家屋の破損や浸水被害など、日本各地の広い範囲で人的、物的被害が生じています。今般の災害によりお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々に対して心から御見舞い申し上げます。
 政府としては、台風の接近に備え、15日に関係省庁災害警戒会議を開催し、政府一体となった警戒態勢を確保するとともに、河川の増水に関して、国土交通省が関係市町村長へ直接、河川の状況や今後の見通しを伝達するなど、地元自治体の災害応急対策を支援してまいりました。この後10時30分から、私も出席して、関係省庁災害対策会議を開催し、被害の状況や、各省における対応などを改めて確認する予定であります。引き続き詳細な被害状況の把握に努めるとともに、河川、道路の早期復旧等に取り組んでまいります。
 そして、明日からフィリピンにおいて、ASEAN+3の国際犯罪閣僚会議の出席について申し上げますが、9月21日に開催される第8回ASEAN+3国際犯罪閣僚会議及び第3回日・ASEAN国際犯罪閣僚会議に出席するため、9月20日から9月22日までの日程で、フィリピン・メトロマニラを訪れます。この機会に、各国閣僚と意見を交換し、テロや国際犯罪における協力強化に役立てたいと思っております。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)共同通信の井澤です。
 衆議院の解散総選挙について、与党幹部から御発言が相次いでおりますけれども、大臣の受け止めをお願いします。
(答)まだ私はこれは一切何も聞いておりませんけれども、常に衆議院議員は、選挙がいつあってもいいように準備をしておりますとともに、特にこれは皆さんおっしゃいますけれども、総理の専権事項でありますので、私からのコメントは差し控えるとともに、今ある、しなければならない仕事にしっかりと努めてまいりたいと思います。
(問)フジテレビ、知野と申します。
 13年前に茨城大生が殺害された事件についてお伺いします。この事件ではフィリピン人の容疑者が、県警の継続捜査によって逮捕されました。一方で、共犯とされる2人の容疑者は、フィリピンに帰国し、今も通常の生活を送っているものと見られることが、取材で分かっています。このことに対する大臣の所感と、今後フィリピン警察に期待することを教えてください。
(答)お尋ねの件についてでありますが、茨城県警が地道な捜査を進めた結果、9月2日にフィリピン国籍の男を殺人罪等で逮捕したものと承知をしております。将来のある若者の命が奪われた大変痛ましく残忍な事件であり、地域社会に与えた不安も大きい事件であったと認識しています。改めて被害者の御冥福をお祈りいたしますとともに、御遺族の方々にお悔やみを申し上げる気持ちでございます。
 警察においてフィリピン国籍の共犯者2人を国際手配をしているところでありまして、引き続き事案の全容解明に向け捜査を推進するものと承知をしております。
(問)フィリピン警察に期待することというのは何かありますでしょうか。
(答)現在、もう捜査をしている段階であると思いますし、日本の警察が、主として今私が申し上げたようなことを強く思いながら捜査を進めていると思いますので、連絡を既にとり合ってやっていることと思います。

(以上)