小此木内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成29年9月1日

(平成29年9月1日(金) 9:24~9:30  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 おはようございます。
 政府におきまして、本日、「防災の日」に閣僚による各地からの徒歩による参集訓練、政府本部運営訓練を実施いたしました。
 このうち、政府本部運営訓練については、首都直下地震を想定し、総理を本部長として全閣僚に御参加を頂き、緊急対策本部の運営訓練を官邸で実施いたしました。
 また、この後、総理には神奈川県小田原市で行われる九都県市合同防災訓練を視察いただく予定であり、私も同行いたします。
 首都直下地震や南海トラフ地震の発生が想定される中、このような訓練を通じて災害に備えることは極めて重要であると考えております。9月5日までの「防災週間」には、全国各地で防災に関する各種行事が行われています。国民の皆様には、是非積極的に御参加いただきますようよろしくお願いいたします。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)TBSテレビの松井と申します。
 今日は訓練を終えられて御感想は如何だったでしょうか。
(答)閣僚として初めて臨む防災の日の訓練であります。こういったことがなければいいんですけどね、やはりあることを想定をして、私自身も緊張した形で参加をいたしました。国民の皆様にも是非、最後に申し上げましたけれども、防災訓練あるいは日頃からの防災の意識を養っていただけるようにお願いいたしたいと存じます。
(問)共同通信の井澤です。
 今年の訓練から参加した自治体数や参加者数、また訓練の内容について、事前に集計しないと伺っていますが、その理由と、政府として国を挙げて防災の普及啓発に取り組んでいく中で、こうした点を把握する必要があると思うんですが、大臣の御認識をお願いします。
(答)今年度は、自治体の事務負担の軽減の観点から、これらの集計を取りやめたものと私自身は聞いておりますけれども、今後のあり方について、これらを把握する国と自治体の事務負担の状況を踏まえ、関係機関と十分に調整をするということが必要であると考えています。
(問)来年度からの調査の実施について、大臣御自身はどのように。
(答)これはもう調整をする、そして、それぞれの自治体の現状把握を内閣府といたしましてもしていこうと。
(問)もう一点、自治体の一部で、訓練で想定する災害を、地震や風水害から北朝鮮のミサイルの発射に切りかえて予定されているようなんですけれども、この点、大臣の御所感があれば。
(答)いろんなことが想定される、防災というのは災害として今日は行いましたけれども、首都直下地震として行いましたけれども、つい二、三日前には北朝鮮からのミサイル発射があったということでありますから、いろんな身を守る、国を守る、町を守るという観点から、いろいろな状況を頭に入れて備えるということが私は重要だと思います。
(問)NHKの森野と申します。
 地震予知の関係で、地震予知を想定した訓練がまだ今日も防災の日で行われているんですけど、それについての受け止めと、今後その対策を改めてどのように変えていく必要があるとお考えになるのかお願いできますでしょうか。本日もまだ静岡とかいうところで行われているんですけど。
(答)その予知を前提とした意識というものについては、これまでも課題があると、非常に難しいというものが議論されてきたという中でありますが、全てを否定するものではなくて、様々な中での備えというものは大事でありますので、これはこれとして続けることについて全く意義がないということではないと、こういうふうに思います。しかし、その点は国としてはしっかりと整備をするということも先日のグループインタビューですかね、こういったところでもお答えをいたしました。あらゆる観点からの備えは必要だと私は思っています。整備は整備としてこれから発信をしていかなきゃいけないと思います。
(問)フジテレビの佐藤です。
 群馬県でベトナム人が手錠を付けたまま逃走して、今指名手配されているかと思いますが、その逮捕時に不手際があったのかなかったのか、そういう報告が上がっているのかというのと大臣の御所感をお願いしたいんですけど。
(答)ベトナム人についての話は認識しておりますけども、今の報告についてはまだ私は存じておりません。
(問)こういった事態になってしまったことについて受け止めをお願いしたいんですが。
(答)逃走中であるということで、近くの市民の方々はものすごく不安に思っていると思いますので、できれば早期の逮捕、そして逃走している人が自ら自首をされるように願いたいと思いますが、今現在、力を入れてその捜索に当たっているというふうに思っております。
(問)確認ですが、不手際があったという話は。
(答)それについての報告は上がっておりません。はい、確認いたします。

(以上)