梶山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年10月27日

(平成29年10月27日(金) 10:41~10:47  於:中央合同庁舎第8号館1階S106会見室)

1.発言要旨


 私の方から1件報告があります。国家公務員の女性登用状況と育児休業等の取得状況について、フォローアップ結果を取りまとめましたので、御報告いたします。
 結果はお手元にお配りしている資料のとおりであります。
 女性国家公務員の登用状況、男性国家公務員の育児休業取得率、いわゆる「男の産休」5日以上使用率は、いずれも過去最高となりました。中でも男性国家公務員の育児休業取得率と「男の産休」の5日以上の使用率は、昨年度から大幅に増加をいたしました。政府としては、より一層の女性の登用拡大や男性の育児休業等の取得の促進に取り組み、国家公務員の働き方改革を推進してまいります。
 詳細は内閣人事局にお問合せを頂きたいと思います。
 以上です。

2.質疑応答

(問)今の発表事項の関係なんですけれども、大臣就任されてから、国家公務員の方とふだん接せられてると思うんですが、大臣の目から見て、なかなか数字着実に上がっているとは思うんですけど、まだ目標まで達してないという、その現状を大臣の目から見て、こういう働き方、もっとした方が良いのではないかとか、こういう仕事の内容がなかなか難しい要因になっているのではないかとかありましたらお願いします。
(答)徐々に数値は上がってきていると思いますけれども、一気に改善するというのはなかなか、仕事の性格上、難しいのかなという感じもしております。民間の会社においても働き方改革、いろんな形でやっているかと思いますけれども、できる限り目標としている数値に近づくように努力もしてまいりたいと思いますし、個別の仕事については言及いたしませんけれども、しっかり直すべきところは直していきたい。そして、着実に数値を上げていきたいと思っております。
(問)国家戦略特区についてお伺いします。2015年6月5日のワーキンググループ、愛媛県と今治市に対して行ったヒアリングについての議事要旨なんですけど、これを作成した日というのはいつだか、お分かりになりますでしょうか。
(答)それは次回までに確認いたします。
(問)ホームページにアップした日が、たしか今年の3月頭だったと思うんですが、作成した日、また、作成を始めた日、この辺確認できれば、お願いします。
(答)次回までに確認いたします。
(問)大臣、昨日、国と地方の協議の場に出席されたと思うんですけれども、その中で分権改革推進に関して言及されたと思いますので、今年の提案募集の状況について以前もお話しされたと思いますが、もう一度お願いしたいのと、既にもう前に進んでいる話がありましたら、具体例交えて、お願いしたいと思います。
(答)分権改革におきましては、提案募集方式で募集をしているわけでありますが、昨年よりもその提案の数が増えたということであります。このことにつきましては、提案募集方式の地方への定着が進むとともに、提案の実現に大きな期待が寄せられていることの表れであると実感をしております。提案団体数の内訳につきましても、住民に最も近い市区町村が、昨年の96団体から130団体に増加をしております。引き続き、説明会やセミナー等の場を通じて、地方公共団体に対して提案募集方式の意義や成果を周知してまいりたいと思っております。
 成果についてでありますけれども、鳥取県から提案のありました「過疎地における貨客混載」は、一定条件の下で過疎地域においてタクシー車両を用いて貨物運送を行うことを可能とするものでありまして、国土交通省で検討が進められ、本年の9月から申請受付が開始されたところであります。京都府の南山城村において、乗用タクシーによる道の駅から高齢者宅への配食サービス、食事ですね、御高齢の方たちへの配食サービス、バスによる鉄道駅から道の駅への農産物の輸送などを計画中と聞いております。本提案を始め、地方からの提案について早期に対応することができたことは、地方の具体的な支障の早期解決につながり、住民サービスの向上に資するものであると思っております。
 ほかの提案につきましても、最大限の実現のために、年末の対応方針の閣議決定に向けて、各関係府省との調整を進めて、加速をさせてまいりたいと思っております。それぞれの地域で、やはり人口が減少したり、高齢化社会の中で課題がありますので、そういうものの解決につながっているものも多数あろうかと思いますし、また、市町村、身近なところで、国ではなかなか想像つかないことが、やはり身近なところでの問題点として提案をされているということで、しっかりと検討を進めてまいりたいと思っています。

(以上)